科目情報
科目名 近現代史研究 
クラス − 
授業の概要 北海道の歴史について、文献と実地から学ぶ。 
授業の到達目標 北海道への修学旅行について、勤務校で指導的な役割を果たすことができる知識と、コーディネート能力を得る。併せて、アイヌや北海道の歴史を知る。 
授業計画 事前学習を通常の講義の3回分、現地での活動を、1日あたり2〜5回分と読み替えてスケジュールを組む。
内容
1(5月10日・木曜)オリエンテーション。この日都合が悪い人には、別途対応する。また、チケットの購入について、以後も細かく指示・確認をする。 
2(6月)事前学習会。明治初期のイザベラ・バードの紀行文(北海道の部分)を読む。 
3(6月)事前学習会。アイヌ民族に関わる史料を読む。 
4(9月25日・火曜)苫小牧の宿舎に夕方集合。打ち合わせをする。 
5(9月26日・水曜)見学1−1、アイヌ民族博物館、義経神社。 
6(9月26日・水曜)見学1−2、萱野茂アイヌ資料館、二風谷アイヌ文化博物館。 
7(9月26日・水曜)見学1−3、日高山脈博物館。 
8(9月26日・水曜)報告・討論−アイヌ民族について。帯広市の宿舎で実施する。 
9(9月26日・水曜)報告・討論−江戸幕府の蝦夷地政策について。帯広市の宿舎で実施する。 
10(9月27日・木曜)見学2−1、上士幌町鉄道資料館、ひがし大雪自然館。 
11(9月27日・木曜)見学2−2、大雪湖、層雲峡。 
12(9月27日・木曜)見学2−3、旭山動物園。 
13(9月27日・木曜)報告・討論−北海道の開拓について。旭川市の宿舎で行う。 
14(9月27日・木曜)報告・討論−北海道の観光事業について。旭川市の宿舎で行う。 
15(9月28日・金曜)見学3、夕張市石炭博物館、解散。(午後の便で新千歳空港から帰ることができるように) 
 
テキスト・参考書 [テキスト]:授業の際に配布する。[参考書]:山川出版社の『北海道の歴史』、平凡社の『北海道の地名』、瀬川拓郎『アイヌの歴史』『アイヌ学入門』、大石直正『周縁から見た中世日本』、横山伊徳『開国前夜の世界』を勧める。 
自学自習についての情報 グループごとに課題を与え、現地で発表してもらうが、目を通しておくべき本・論文などは別途伝える。 
授業の形式 講義と現地実習。 
アクティブラーニングに関する情報 フィールドワークを行うとともに、最後にグループ・ディスカッションを行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) グループ発表、現地実習における参加状況、事後レポートから総合的に評価する。学習意欲が乏しいと判断した者については、事前学習後に参加を断ることがある。 
その他(授業アンケートのコメント含む) (1)チケットは各自で購入してもらう。オリエンテーション時に購入方法を教える。関空・伊丹・神戸のどの空港から何時の便で往復するか、各自の都合で選ぶことができる。(2)現地での移動はレンタカーに分乗する。その料金は人数で割る。(3)過年度の状況からして、飛行機のチケットは、往復3万円程度で入手することも可能である。これに、宿泊費と、バス代、空港までの交通費、入場料、食費などが加わる。(4)旅程は、教育実習事後指導への出席者のことを考えて、9月25日(夕方に集合)〜28日(午後に解散)を予定しているが、3回生の参加の様子を見極めて、前後に変更することもある。また、宿舎の場所などを変更することもある。