科目情報
科目名 物理学II 
クラス − 
授業の概要 物理学 I に引き続き,物理学のその他の分野(熱,電磁気学)の基礎的な内容について,日常生活における諸現象を例に挙げながら概念的理解を目指す講義を行う。毎回の講義において,講義内容に関連するいくつかの課題を出し,それについて受講者間で討論し,結論にいたる過程を重視したスタイルをとる。 
授業の到達目標 ・ 自然を理解する上で必要な物理概念や知識および問題解決におけるその活用方法を修得する。
・ 日常生活において物理学が果たしている役割やそれを学ぶ意義について理解を深める。  
授業計画
内容
1【熱】
 熱と温度・熱の移動 
2 気体の分子運動論 
3 熱力学の第1,2法則 
4【電荷と電場】
 電荷と電荷保存則・クーロンの法則 
5 電場・ガウスの法則 
6 電位・キャパシター 
7【電流と磁場】
 電流と起電力・オームの法則 
8 ジュール熱・電気抵抗の接続 
9 直流回路・CR回路 
10 磁石と磁場・電流の作る磁気力 
11 電流の間・荷電粒子にはたらく磁気力 
12【振動する電磁場】
 電磁誘導 
13 相互誘導と自己誘導 
14 交流・光と電磁場 
15【原子物理学】
 原子の構造・光の粒子性/電子の波動性 
 
テキスト・参考書 教科書:基礎物理学,原康夫 著(学術図書出版社)
 
自学自習についての情報 【予習】 テキストの該当箇所を読み,わからない事がらを明らかにしておくこと。自習書でも確認しておくと,なおよい。
【復習】 講義中に受講者間で討論をした課題について,討論前後の自分(や他人)の考えをふり返り,その変容等を分析すること。 
授業の形式 教科書の単元について説明する。そのあとで関連する演習を8人程度の班で行ってもらい、結果を報告しあう。 
アクティブラーニングに関する情報 単元について具体的な応用例の演習に関する発表をして理解度の確認をする。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 期末試験(40%),中間試験(40%)※,演習における発言状況(20%)。
 ※中間試験は行わない場合がある。その場合は,期末試験(80%)。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 「物理学I」を履修していることが望ましい。履修していないものは「力学・波動分野」の予習を行っておくこと。また,状況に応じて,講義計画の順序を入れ替える場合がある。