科目情報
科目名 物理教育実験 
クラス − 
授業の概要 ・基本的な物理現象(おもに高校物理で学習する内容)に関するテーマについて,原則として3人の班で主体的に取り組み,班討論および全体討論を通して考察し,現象の理解を深める。
・各回で扱った実験を物理授業で(特に,アクティブ・ラーニング型授業として)実践する際の留意点等について,班,全体討論を通して理解する。
・期間の終盤では探究活動を行い,その結果の発表会および討論を行う。 
授業の到達目標 ・中学校・高校の物理実験の授業運営に必要な知識,技能および留意点を修得する。
・アクティブ・ラーニング型の授業に生徒実験を位置づけることができる。 
授業計画 基本的に,中学校・高校の物理分野で扱う生徒実験をテーマとする。
内容
1オリエンテーション および データの取り扱い,基本操作 
2力学分野の実験@ 
3力学分野の実験A 
4力学分野の実験B 
5力学分野の実験C 
6力学分野の実験D 
7モデリング実習 
8振動分野の実験 
9波動分野の実験@ 
10波動分野の実験A 
11電気分野の実験@ 
12電気分野の実験A 
13電磁気分野の実験 
14探究活動 
15成果発表および討論 
 
テキスト・参考書 テキストとしてプリントを配布する。自習用参考書として渡辺久夫著「親切な物理(上、下)」ブッキングを推薦している。その他,中学校「理科」および高校「物理基礎」「物理」の教科書,参考書など。  
自学自習についての情報 ・各実験テーマに関連する理論や概念について,上記の参考書等で調べること。
・班討論や全体討論の際に明らかになった自分と異なる結果や意見について,その理由を含めて,理論的,実験的に考察すること。 
授業の形式 実験・実習(グループ活動)と討論 
アクティブラーニングに関する情報 ・グループ実験が基本であるが,各グループの実験データや考察結果を全体に発表,討論し,その結果を自分たちの実験方法や考察に反映する機会を,実験テーマごとに設ける。
・毎回のレポートでは,自分たちの実験結果に関する内容だけでなく,グループ討論や全体討論における議論の内容を含めた,自分たちの活動自体を省察することが求められる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) ・すべての実験を行い,そのレポートをすべて提出期限内に提出し,担当教員のチェックを受け,指示があれば再提出して,再チェックを受けること。(80%)
・探究活動の成果発表(10%)
・授業中の取り組み状況(主体性など)(10%) 
その他(授業アンケートのコメント含む) 受講者の物理履修状況や理解状況およびニーズに合わせて,実験の順序および内容を変更する場合がある。