科目情報
科目名 衣生活概論 
クラス − 
授業の概要 本講義では,衣服に課せられた社会的・生理的役割について,衣服素材の諸物性との関係から解説する.
さらに,自律した生活力を育むために,衣服の管理に関する基本的知識について,実践を交えて解説する.
なお,情報技術における著しい発展によって,ウェアラブルコンピュータなどが日常生活にも導入されつつあることから,本講義では,ICTとIoTの衣生活への活用についても実践的に学習する. 
授業の到達目標 ・家庭科の衣生活領域における基礎知識を習得する.
・日常生活における衣服の役割を理解し,説明できる力を養成する.
・情報技術の基礎知識を学び,それを日常生活に活用できることを知る. 
授業計画
内容
1衣服と衣生活(着る・装う) 【深沢 太香子】 
2衣料用の繊維 【深沢 太香子】 
3糸および布の種類と性質 【深沢 太香子】 
4織物と編物の構造および性質 【深沢 太香子】 
5実験:織物の構造 【深沢 太香子】 
6「着心地」にかかわる性能,「衣服の取り扱い」にかかわる性能 【深沢 太香子】 
7実験:着心地にかかわる性能評価,繊維種による違い,取り扱いにかかわる性能評価,織物と編物の違い 【深沢 太香子】 
8衣料品の品質と表示 【深沢 太香子】 
9着用による衣服の機能低下 【深沢 太香子】 
10衣料用洗剤と家庭洗濯,環境問題 【深沢 太香子】 
11実験:衣服の洗浄性評価 汚れの検出と効率的な洗浄 【深沢 太香子】 
12情報技術による「装い」の予測 【生活工学】 
13通信ツールとしての衣服 「着る」ことによる情報技術活用 【生活工学】 
14「縫う」技術向上を目指した情報技術の活用1 【生活工学】 
15「縫う」技術向上を目指した情報技術の活用2 【生活工学】 
 
テキスト・参考書 【テキスト】
・「ビジュアル衣生活論」 岡田宣子編著(建帛社)
【参考書】
・「アパレルと健康」 日本家政学会被服衛生学部会編著(井上書院)
・「衣環境の科学」 田村照子編著 (建帛社)
・「衣生活の科学」 谷田貝麻美子・間瀬清美編著 (アイ・ケイコーポレション)
【資料】
・適宜,紹介・配布する. 
自学自習についての情報 ・指定のテキストや参考書以外の書籍を活用する.
・テキストや参考書など,関連資料中の図表も含めて理解する. 
授業の形式 ・パワーポイントなどを使用して,講義形式で行う.
・理解を深めるために,実験を行うこともある. 
アクティブラーニングに関する情報 ・授業内容に応じて,グループワークによる演習や実験を並行して行う.
・演習や実験得られた結果について,グループディスカッションなどを行う. 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 期末(定期)試験 80 %,課題 20 %として評価する. 
その他(授業アンケートのコメント含む) ・「被服学実験・実習」の受講予定者は,本科目を修得しなければならない.
・「被服科学」の受講予定者は,本科目を修得しておくことが望ましい.
・「衣生活健康論」の受講予定者は,本科目を修得しておくことが望ましい.