科目情報
科目名 学校教育実践総論XI 
クラス − 
授業の概要  学校カウンセリングを支える理論や方法について学習するとともに,子どもの発達,教育課題,家庭の課題などの学校カウンセリングに関わる具体的テーマについて検討をする。また,受講者の学校での活動の中で,学校カウンセリングに関連した,実際に経験した事例を取り上げ,その理解や対応の仕方について検討を加える。 
授業の到達目標 1.学校カウンセリングの理論や方法について,理解することができる。
2.学校カウンセリングに関連する教育課題についての理解を深めるとともに,その対応について見通しをもつことができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション
学校カウンセリングの理論1:学校カウンセリングの特徴や意義について理解する。 
2学校カウンセリングの理論2:学校カウンセリングと関連する様々な教育課題についての理解を深める。 
3学校カウンセリングの実際1:スクールカウンセラーの活動について理解を深める。 
4学校カウンセリングの実際2:教師とスクールカウンセラーの連携について検討する。 
5学校カウンセリングと心理査定:心理検査を用いた子どものアセスメントについて理解を深める。

 
6学校カウンセリングの方法1:学校カウンセリングにおける基本的態度と応答技法について学ぶ。
 
7学校カウンセリングの方法2:アートセラピーなど子どもとの非言語的な関わりについて理解を深める。
 
8学校カウンセリングと精神医学:幼児期から青年期までの精神医学的課題について学ぶ。 
9事例検討1:小学生を中心とする事例を受講者から募り,その事例の理解を深めるとともに,具体的な解決策について検討する。
 
10学校カウンセリングと虐待:学校における虐待への対応とともに、被虐待児の持つ行動や性格に関する特徴について理解を深める。
 
11学校カウンセリングと愛着障害:虐待をはじめ、早期の親子関係において重大な関係性の障害を抱える子どもたちについて、愛着障害という視点を踏まえて理解し関わることについて検討する。
 
12事例検討2:中学生を中心とする事例を受講者から募り,その事例の理解を深めるとともに,具体的な解決策について検討する。
 
13事例検討3:高校生を中心とする事例を受講者から募り,その事例の理解を深めるとともに,具体的な解決策について検討する。検討する。
 
14学校カウンセリングと専門機関:教育相談に関わる専門機関の実践を学ぶとともに,学校との連携による支援について理解を深める。 
15まとめ:学校カウンセリングにおいて,本授業で取り上げたテーマを振り返りながら,今後の実践における課題や方向性について,受講者とともに考える。 
 
テキスト・参考書 授業の中で紹介する。 
自学自習についての情報 各回の内容について,関連する文献に目を通しておく。 
授業の形式 講義・演習 
アクティブラーニングに関する情報 発表や発表にもとづくグループ・ディスカッションや質疑を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業参加の意欲・態度及び授業での発表(60%),レポート(40%) 
その他(授業アンケートのコメント含む) 連合教職大学院「学校カウンセリングの理論と実際」を修得済みの者は,履修できない。また,グループ・ディスカッションをより充実させる。