科目名 |
社会科教育教科内容論IV |
クラス |
− |
授業の概要 |
後期の集中講義期間外ですが、12月26日(水)〜28日(金)の2泊3日の日程で地理学的視点に立脚した現地実習を行い、デスクワーク(室内作業)で得た知識や技能を実体験によって深化させます。デスクワークでは大学入試センター試験や私立大学入試ばかりでなく、近年は公立高校入試や教員採用試験でも頻出する地形図の読図を主に扱います。また、現地実習は例年リクエストの強い東京都特別区内(浅草〜上野〜秋葉原〜日本橋〜銀座〜新橋〜虎ノ門・霞が関〜永田町〜赤坂〜青山〜表参道〜渋谷)を歩きます。起伏に富んだ東京を歩くことで、地形の面白さと都市構造の機微を実感できます。また、3日目には、映画『男はつらいよ!』シリーズの舞台として知られる葛飾区柴又の門前町や博物館を巡り、シネマツーリズムを実践しながら東京下町の風情を体感します。なお、デスクワークの日程は受講希望者が確定してから全員で相談して調整します。 |
授業の到達目標 |
文献や地形図から得た知識、現地でしかわからない知識の融合を図って、フィールドワークの醍醐味を授業に盛り込んでいける能力が身につきます。 |
授業計画 |
◆現地実習では、初日が2〜5限、2日目が1〜5限、最終日が1〜3限に相当します。2単位の授与に必要な残りの6時間(3コマ)については、受講生と相談して日程を決める事前学習会(デスクワーク)を充当します。 ◆12月26日の現地集合は、JR総武本線両国駅西口改札前で10:30(当日の朝に新幹線で京都を発っても間に合います)、12月28日の解散は京成電鉄金町線柴又駅で13:00前後を予定しています(最終日は帰路の混雑を避けるため、始業時間を少し早めて昼食は解散後に各自で摂っていただくことになります。 |
テキスト・参考書 |
【参考書】少し古いですが次に列挙する図書は教育現場でも活用できる優れた書籍です。 正井泰夫監修(2001)『昭和30年代 懐かしの東京』(平凡社, ISBN978-4-582-44309-5) 全国地理教育研究会監修(2002)『エリアガイド 地図で歩く東京T 東京区部東』(古今書院, ISBN978-4-7722-5073-5) 全国地理教育研究会監修(2002)『エリアガイド 地図で歩く東京U 東京区部西』(古今書院, ISBN978-4-7722-5074-3) これらのほか、東京のフィールドワークに関する新旧の図書、当該地域の地形図が大変参考になります。 |
自学自習についての情報 |
事前学習においても、現地実習においても、自主的かつ積極的な受講態度が望まれます。消極的な受講態度では「秀」や「優」は与えません。 |
授業の形式 |
演習および現地実習を通じて、調査・視察と教材開発・分析の能力を高めます。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
基本的にフィールドワークですので授業のすべてがアクティブラーニングです。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点(100%)で評価します。 |
その他(授業アンケートのコメント含む) |
◆授業の効率性を確保するため、受講人数を5名に制限します。受講登録人数が5名を超過した場合は、社会科教育専修のM1、同M2、その他の順に優先し、超過人数分を抽選で決定することがあります。 ◆受講希望者多数により受講できない場合に限って、教務・入試課教務グループまたは担当者より通知します。宿舎予約との関係から、原則としてキャンセルは認めません。 ◆授業に関する諸連絡は、原則的に大学のメールアドレスへの通知で行います。大学のメールアドレスへの連絡がスマートフォンや携帯電話でも確認できるようにセッティングをお願いします。 ◆新幹線指定席で往復する場合、55,000〜60,000円の費用を要します。復路は帰省ラッシュと重複しますので、乗車券類は早めに各自で手配してください。 |