科目情報
科目名 障害児教育工学 
クラス − 
授業の概要 特別支援教育の教育課程ならびに指導法を構想、構成、実践する際に活用しうる情報科学の理論と技術を、できるかぎり実践に即して演習形式で伝達していく。 
授業の到達目標 1.特別支援教育の現場で、この授業で知った情報科学の理論を応用して、よりよい教育課程を構想し、そり優れた指導法を選択しうる能力と態度を身につけること。
2.上記の実現のために必要な情報技術についての基礎技能を身につけること。
3.受講終了後、さらに新しい情報技術、情報理論について自ら積極的にそれを知ろうという態度と、それを知るためのスキルを身につけること。 
授業計画
内容
1第1回 本授業の目的と授業計画の説明 特別支援教育にかかわり、特に修論との関連で、受講生がそれぞれが関心を持った教育課程ならびに指導法に関するテーマを選び、各自がそれを主体的に探求し、それを報告することで授業を構成することを示す。 
2第2回 各自の研究テーマの提出とインターネットによる情報検索演習(1) インターネット検索の種々の方法を紹介する。各自が選んだテーマについて、適切な検索語が選ばれているか、条件式は適当か等の指導を個別におこなっていく。 
3第3回 インターネットによる情報検索演習(2) 一般的な検索が一通り終わったところで、障害児、障害児教育に関する学術データベースを紹介する。とくに肢体不自由児教育、知的障害児教育に関するデータベースについては米国のものも紹介する。これらの学術データベースの検索と書誌情報の見方を学ぶ。またインターネットからの原著の入手方法や、授業での著作物の利用の際の著作権者の権利制限についてもふれる。 
4第4回 プレゼンテーションに向けてのオリエンテーション 本授業における研究テーマを決定する。テーマは、各自の興味関心に従うが、そこには肢体不自由児教育または知的障害児教育の教育課程、指導法にかかわる情報技術の紹介という要素を入れる。 
5第5回 研究の内容と研究の方向性に関する個別指導 各自のテーマの聴取と、方向づけまたは方向修正を支援する。各自のテーマとその修正は、随時、ネット上で公開する。 
6第6回 プレゼンテーションの技術と、特別支援教育の教具としてのマルチメディアの活用について講義する。 
7第7回 調査と統計的手法の活用について講義する。 
8第8回 各自の研究テーマ、研究方法等についてパワーポイントを利用して中間発表し、教員からの指導並びに受講生間での意見交換をおこなう。その1回目である。 
9第9回 各自の研究テーマ、研究方法等についてパワーポイントを利用して中間発表し、教員からの指導並びに受講生間での意見交換をおこなう。その2回目である。 
10第10回 研究内容およびプレゼンテーション資料のの作成に関する個別指導をおこなう。 
11第11回 研究内容およびプレゼンテーション資料のの作成に関する個別指導をおこなう。 
12第12回 プレゼンテーション 各自プレゼンテーションをおこない、その後、報告内容に関する受講者間の意見交換と教員からのコメントをおこなう。その1回目である。 
13第13回 プレゼンテーション 各自プレゼンテーションをおこない、その後、報告内容に関する受講者間の意見交換と教員からのコメントをおこなう。その2回目である。 
14第14回 各自の報告をもとに特別支援教育の教育課程の構想、指導法においてマルチメディアおよび情報技術の導入が導く可能性と問題点について討議する。 
15第15回 授業の総括と課題提出 
 
テキスト・参考書 テキストの購入は不要である。参考書は、授業中に随時紹介する。 
自学自習についての情報  
授業の形式 情報処理センター教室でおこなうコンピュータを活用した演習形式授業である。 
アクティブラーニングに関する情報  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 評価は、演習での活動と、最終成果物としてのプレゼンテーション資料の提出を中心として行う。ゆえに定期試験は行わない。 
その他(授業アンケートのコメント含む) 特記事項無し