科目情報
科目名 KYOKYOスタートアップセミナー 
担当教員 伊藤 伸一 
クラス 技術 
授業の概要 高大接続の観点から、高等学校から大学の学びへと円滑な移行を図るため、次に示す内容などを身につけ高めることをめざします。@情報モラル、Aメンタルヘルスなど健康保持、B卒業後の職業・進路選択(教職への動機づけ)、C国際理解(留学)、D人権(性教育)、E学内の教育資源の活用、Fレポートの書き方など文章表現の技法、プレゼンテーションなど口頭発表の技法。
 また、専攻専門科目を履修していく上で必要な基礎的スキルを身につけるため、所属専攻に関連する学問分野の入門的な内容を扱います。 
授業の到達目標  大学での学びのナビゲーションとしてだけではなく、自ら課題を発見し解決するために必要な思考力・判断力・表現力等の汎用的能力、多様な人々と協働しつつ新たな課題に向かう経験、本学の入口から出口までをつなぐキャリア支援などについて、初年次段階で必要な知識を身につける。
 
授業計画
内容
1専攻別実施
【オリエンテーション】本授業のねらい、授業計画等についての説明
【情報モラル入門】教師を目指す本学学生が持っておくべき情報モラルについて、SNSが持つ危険性を具体的な事例を取り上げて解説する。(共通教材) 
2複数専攻合同実施
【大学生活とメンタルヘルス】高校と大学とのギャップやひとり生活のスタートなど、入学後に学生がメンタル面で不安におちいりがちな要因や相談窓口について知る。(保健管理センター)
【学校ボランティアのすすめ】学校ボランティアの意義、本学ボランティアセンターの紹介、授業科目「学校ボランティア実習」の単位認定制度、学校ボランティア活動を行う上で留意すべき点などを解説する。併せて全学生のボランティア登録を行う。(実地教育運営委員会) 
3専攻別
【教育資料館ツアー】教育資料館を見学し、資料の内容や時代背景を観察・考察する。見学に先立って、担当講師による資料館の経緯などについて講義を受ける。展示物をスケッチし、印象に残った点を発表しあう。これらにより、博物学的な内容とその教育への効果について有効性を確かめる。 
4複数専攻合同実施
【図書館ツアー】本学附属図書館の概要や基本的な利用ルール、CiNiiを使用した論文の検索の基礎を説明します。OPACの使い方や、CiNiiを使用法の説明を受けながら、実際にPCで実習を行います。また、検索した図書・雑誌を探索する館内探索実習を行います。(附属図書館) 
5複数専攻合同実施
【教師への道】4年後の進路を見据えて、教職に関する基礎知識(校種の特徴や仕事内容、教師に必要な資質能力、魅力ややりがいなど)について解説します。また、最近の教員採用試験の動向を知ることで、教師を目指す者への道標とします。(就職対策委員会) 
6専攻別
【農場体験ツアー】附属環境教育実践センターにて、担当教員より農作物栽培に関する講義を受けたあと、敷地内の畑を見学し、育成されている農作物の状況を観察する。その後、植物の鉢植え実習を行なう。移し変えた植物を育てるための水遣りなどについて、確認する。栽培についての体験学習の場となる。 
7複数専攻合同実施
【性教育・性暴力】強制や無謀な性暴力の加害と被害を予防し、性暴力をなくすことを目指します。「知り合いからの性暴力」「デートDV(恋人間の暴力)」「集団による性暴力」「多様なセクシュアリティーと性暴力」「日本における若者の性暴力の実態」などについて解説します。(モラル・人権教育推進専門委員会) 
8複数専攻合同実施
【グローバリゼーションと教育】グローバル化社会における教育と教員の資質についての説明、本学での留学や短期研修などのプログラムの紹介、留学を実現するための大学生活の具体的プラン、「世界の教育」などの授業や国際交流活動認定プログラムなどの紹介を行う。(国際交流委員会) 
9専攻別実施
【研究と著作権】レポートを書いたりプレゼンをするとき,資料を引用したり参考にしたりするに当たって注意すべき著作権の問題を解説します。(共通教材) 
10課題演習 高校から大学への学習の変容。中学校技術科の4分野に渡る内容を学んでいくための、学習の方針を確認する。高校までの学習が不十分と感じる場合は、自主的に更に学習を行なうべきであるが、誰にとっても何を教材にどこまで学んでいけばよいかは、大学では高校までのように共通教材があることは少ないので、各自取り組まねばならない。指針があれば、学習に取り掛かりやすくなる。このための方針について確認する。 
11課題演習 基礎養成 前回の内容を受けて、専門書を読むことができるための基礎学習を行なう。例えば、微積分や線形代数は、基本的な数学として用いられる。これを使うのは、内容をできるだけ正確に理解することができるようになるためである。高校の教材と大学の専門書を用意して、その記述の違いなどを体感してもらう。専門書の理解には、高校までの学習が進んでいるほうがよい。差を埋めるための学習法について確認する。 
12課題演習 基礎養成演習 大学上回生まで使うフーリエ解析について概観する。ことに電気回路、材料の強度問題、情報量の通信などの問題には、必修事項である。三角関数の計算は必要な条件である。基本的なフーリエ変換の計算問題を数問出題する。 
13課題演習 基礎養成演習と発表 学習した内容について、班ごとに発表し、お互いの基礎学力の確認と向上をめざす。わからない点は、お互いに質問し理解を深める。 
14課題演習 自己課題 今後の自分の学習について、各自計画を立てる。実行に必要な資源(本、電子機器、実習器具)などを挙げる。また、学習に必要な時間の確保についても各自計画を立てる。 
15課題演習 まとめ 新入生合宿研修も含めて、前期の学習の自己振返りを行い、今後に役立てる。 
 
テキスト・参考書 参考書
(1)改訂版 チャート式 基礎からの 数学II+B 数研出版
(2)改訂版 チャート式 基礎からの 数学II+B 完成ノートパック
(3)増補改訂版 チャート式 基礎からの 数学I+A
(4)増補改訂版 チャート式 基礎からの 数学I+A 完成ノートパック
(5)改訂版 チャート式 基礎からの 数学III
(6)改訂版 チャート式 基礎からの 数学III 完成ノートパック 
自学自習についての情報 前回までの内容を振り返りながら、各回の授業に臨むようにしてください。 
授業の形式 講義・演習・実習・発表・討論  
アクティブラーニングに関する情報 レポート作成やプレゼンを行う。また、必要に応じてグループ・ディスカッション等を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加度、レポート、プレゼンなど、総合的に判定する。
「合・否」による判定。参加型授業のため、出席は元より、積極的な態度が望まれる。 
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験)