| 科目名 |
社会問題論 |
| 担当教員 |
土屋 雄一郎 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
私たちはさまざまな環境に生きながら、さまざまな他者体験をしている。男と女、教師と生徒、結婚している人といない人、異性を好きになる人と同性を好きになる人など、自分たちの身の回りには、自己と他者のあいだを線引きする関係性が覆っている。授業では、誰が自己であり、誰が他者かを決めている力関係を問い直すことで、社会の仕組みについて文化の側から議論する。 |
| 授業の到達目標 |
文化を思考することで、国境の区分や歴史・民族性の違いについて理解し、それを尊重しながら、共通する部分でいかに連帯が可能なのかを考えることで、自分の生きる文化に関わる知恵と力を編み出すための力を身につける。 |
| 授業計画 |
受講者と相談した上で、取り上げるテーマや順番を変更する場合があります。
| 回 |
内容 |
| 1 | イントロダクション |
| 2 | 他者−文化の力学−(1) The personal is political |
| 3 | 他者−文化の力学−(2) 『戦士の刻印』を見て考える |
| 4 | 他者−文化の力学−(3) 文化相対主義／当事者の証言と観察者の評価 |
| 5 | 他者−文化の力学−(4) 解釈と差別 |
| 6 | 他者−文化の力学−(5) 『未来への教室』を見て考える |
| 7 | 前半のまとめ（グループディスカッション） |
| 8 | 紛争と和解(1)−『ルワンダの涙』を見て考える− |
| 9 | 紛争と和解(2)−移行期正義とは− |
| 10 | 他者の苦しみへの責任 |
| 11 | 『終わらない戦争』を見て考える |
| 12 | 性−「弱者」への応答− |
| 13 | 民族−断絶を超える架け橋− |
| 14 | 歴史−過去と現在の連接− |
| 15 | 全体のまとめ（グループディスカッション） |
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| テキスト・参考書 |
後半の演習形式の授業では、本橋哲也著『カルチュラル・スタディーズへの招待』（大修館書店）を参考に授業を進める。
他の文献等については、授業中に適宜紹介する。 |
| 自学自習についての情報 |
授業中に配布する演習課題（ワークシート）の作成に取り組みながら自学自習を進めること。 |
| 授業の形式 |
前半は講義形式、後半は演習形式で実施する。ただし、受講者の人数により変更する場合もある。 |
| アクティブラーニングに関する情報 |
適宜グループ・ディスカッション等を行いながら授業内容の理解を深める。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
期末レポートと平常点（ワークシートの提出やレジュメの作成とその報告等）により評価します。配点などの詳細については、授業中に説明します。 |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
なし |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
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