科目名 |
政治と社会 |
担当教員 |
荻野 雄 |
クラス |
− |
授業の概要 |
本科目では、前半では高校までに学習した政治に関する知識を掘り下げて、「現代の政治がわかる」ために必要な事柄を説明していく。後半では、社会科学入門として様々な社会科学者の近代化論を紹介したうえで、それを踏まえて戦後日本の精神史を辿っていく。 |
授業の到達目標 |
1.政治のニュースを理解するための知識を修得することができる。 2.代表的な社会科学者の理論について、基礎的な知識を修得することができる。 3.日本の戦後の精神史の概略を知ることができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション−民主主義とは何か |
2 | 日本の国会 |
3 | 日本の立法過程 |
4 | 内閣と官僚 |
5 | 日本の選挙制度 |
6 | 政治的価値観 |
7 | 現代日本の政治的課題 |
8 | 現代の政治現象(2) グローバリゼーションとポピュリズム |
9 | ヴェーバーの近代社会論−合理化としての近代 |
10 | ジンメルの近代社会論−貨幣経済と近代 |
11 | デュルケームの近代社会論−アノミーと「社会的なもの」 |
12 | ミシェル・フーコーの近代社会論−監獄の誕生 |
13 | 戦後日本精神史(1)丸山真男−個人の自立の観点からの超国家主義批判 |
14 | 戦後日本精神史(2)清水幾太郎−進歩的文化人の転向 |
15 | 戦後日本精神史(3)山崎正和−消費とリズム |
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テキスト・参考書 |
テキストは使用しない。毎回レジュメを配布し、参考書を適宜指示する。 |
自学自習についての情報 |
配布されたレジュメを次の授業までに丹念に読み直しておくこと。授業の内容を踏まえて、新聞の政治欄などの政治に関するニュースを日々読んでおくこと。 |
授業の形式 |
講義形式。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
毎回、授業の内容で疑問に思った点、気づいた点を振り返るミニレポートを作成する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
1.毎回のミニレポート(40%) 2.課題レポート(60%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
前回授業アンケートの結果、授業で扱う内容を広げて、社会科学の基礎的な概念や戦後日本精神史も扱うこととした。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
免許更新講習講師、高校生への授業提供、京都市教育委員会夏季研修講師の経験がある。 |