科目情報
科目名 中等保健体育科教育IV 
担当教員 小松崎 敏 
クラス − 
授業の概要 保健体育科は体育分野と保健分野で構成されているが、この授業では主に保健分野に焦点を当て、保健分野における学習内容とそれを保証するための授業のあり方について、その教材研究と模擬授業実践を通して考察する。  
授業の到達目標 保健授業における学習内容を考察し、それを保証するための授業のあり方、進め方等について熟考することができる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 中・高等学校における保健体育科の構造 
2小、中、高等学校における保健分野の領域構成 
3保健模擬授業の視聴とリフレクション(1) 傷害の防止 
4保健模擬授業の視聴とリフレクション(2) 健康な生活と疾病の予防 
5担当領域の決定と教材研究(グループワーク) 
6教材研究と学習指導案、学習資料等の作成(グループワーク) 
7模擬授業実践とリフレクション(1) 生殖にかかわる機能の成熟 
8模擬授業実践とリフレクション(2) 欲求やストレスへの対処と心の健康 
9模擬授業実践とリフレクション(3) 飲料水や空気の衛生的管理 
10模擬授業実践とリフレクション(4) 自然災害による傷害の防止 
11模擬授業実践とリフレクション(5) 応急手当 
12模擬授業実践とリフレクション(6) 生活行動・生活習慣と健康 
13模擬授業実践とリフレクション(7) 喫煙、飲酒、薬物乱用と健康 
14模擬授業実践とリフレクション(8) 感染症の予防 
15まとめ・学習内容の誇張と授業展開 
 
テキスト・参考書 テキスト:中学校学習指導要領解説 保健体育編、高等学校学習指導要領解説 保健体育編(最新版)
参考書:月刊誌体育科教育(大修館書店)、新・中学保健体育(学研・中学校保健体育科教科書)、現代高等保健体育(大修館書店・高等学校保健体育科教科書) 
自学自習についての情報 模擬授業実践は基本的に小グループごとに行います。グループ内で時間を調整して、授業時間外に教材研究や学習指導案の作成等を行ってください。 
授業の形式 講義、発表(模擬授業を含む)、討議 
アクティブラーニングに関する情報 少人数のグループ単位で、保健の50分間の模擬授業を行います。  
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 講義への参加状況およびグループワーク・模擬授業への参加貢献を観点とした総合評価 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし 
担当講師についての情報(実務経験) 担当講師は、体育科教育学、体育授業研究、体育教師教育に関する研究をすすめていますが、大学の教員となってからも、小中高等学校等の現場において、研究成果を踏まえた実際の体育・保健体育の授業を行っていて、その経験を含めた授業内容を計画しています。