科目情報

科目名 中等情報科教育I  担当教員 伊藤　剛和  クラス −  授業の概要 　高等学校における教科「情報」がどのような内容であるか概観し、授業の実践力を養うことを目的とします。情報教育的な視点から、学校、社会などの様々な場面での学習活動を具体的な事例で整理していくとともに、それぞれの場面で代表される学習者像、講師像についても考えていきます。  授業の到達目標 ・教育の情報化に関する基本的なことを知っていること。 ・学習指導要領における「情報教育のねらい」や「ICT活用」について理解していること。 ・教科「情報」の指導のための、学習指導案の立案ができること。 ・教科「情報」の授業展開に応じた、教育手法を理解できること。 ・ICTを活用した授業場面を理解していること。 ・情報モラルについての知識を持ち、教育活動において正しく行動できること。 ・情報セキュリティポリシーの大切さを理解できること。 ・情報を正しく安全に活用するための知識や技術を身につけること。 ・情報に関する法律の内容を理解し、遵守しながら行動できること。 ・個人情報を安全に取り扱うための方法を理解し、正しく行動できること。  授業計画 回 内容 1 第１回：教育の情報化 　　　　・事後活動：レポート（配布資料の要約）  2 第２回：共通教科「情報」の目標と内容 　　　　・情報教育の中での教科「情報」の位置付け 　　　　・情報活用の実践力、情報の科学的な理解、情報社会に参画する態度 　　　　・事後活動：提示資料の作成  3 第３回：専門教科「情報」の科目とその内容 　　　　・主な科目の内容  4 第４回：現在の教室環境 　　　　・電子黒板、書画カメラ、デジタル教材など 　　　　・事後活動：発表活動のビデオ視聴による振り返り活動  5 第５回：学習指導計画の立案、学習指導案の作成（演習含む） 　　　　・学習指導案作成の意義，学習指導案の作成方法 　　　　・細案・略案、レシピ 　　　　・事後活動：各教育委員会や研究部会から発信される指導案の調査  6 第６回：授業の展開例 　　　　・情報教育事例の紹介  7 第７回：教材開発の方法(1) 　　　　・施策・地域で作られているコンテンツ  8 第８回：教材開発の方法(2) 　　　　・簡易な教材の作成 　　　　・事後活動：教材開発  9 第９回：授業の評価と改善 　　　　・授業分析，授業評価  10 第10回：模擬授業(1)　一斉学習形式 　　　　・事前活動：指導案立案、配布資料・提示資料の作成 　　　　・事後活動：自身の模擬授業のビデオ視聴による振り返り活動  11 第11回：模擬授業(2)　PC教室での演習形式 　　　　・事前活動：指導案立案、配布資料・提示資料の作成 　　　　・事後活動：自身の模擬授業のビデオ視聴による振り返り活動  12 第12回：模擬授業(3)　ワークショップ、グループワークによる演習形式 　　　　・事前活動：指導案立案、配布資料・提示資料の作成 　　　　・事後活動：自身の模擬授業のビデオ視聴による振り返り活動  13 第13回：模擬授業(4)　「考えさせる」情報モラル 　　　　・事前活動：指導案立案、配布資料・提示資料の作成 　　　　・事後活動：自身の模擬授業のビデオ視聴による振り返り活動  14 第14回：学習環境の整備および情報教員の役割 　　　　・物的環境の整備、人的環境の整備  15 第15回：まとめ    テキスト・参考書 『教員養成・研修テキスト（情報教育）　−ICT活用指導力UPのためのハンドブック−』   自学自習についての情報 学習内容の点から、授業時及び自宅での学習での、コンピュータ等のICT活用できることを前提として授業を行います。 授業時に紹介する「学習支援システム(　https://wblss.nara-edu.ac.jp/wbt/ )」を通じて学習の支援を行います。  授業の形式 講義・演習・模擬授業など 教材群や課題、レポートの提出や他の受講者との交流などは、LMS上でおこないます  アクティブラーニングに関する情報   評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） 授業内の演習等への参加度、レポート提出、課題活動成果の提出等によって総合評価します。  その他（授業アンケートへのコメント含む）   担当講師についての情報（実務経験）