科目名 |
小学校教科内容論生活 |
担当教員 |
香川 貴志,丹下 裕史 |
クラス |
c |
授業の概要 |
生活科の理念や方法,授業等に関する講義に加え,生活科指導に必要な制作等に関わる知識・技能を習得する活動や,観察,探検等の体験活動を組み込んだ授業を行います。 |
授業の到達目標 |
生活科の理念,特質や子どもの発達についての理解を深め,活動・体験を通して生活科を指導するうえで必要な,主として教材に関する実践的知識・技能を習得します。 【ディプロマポリシーに関する記載】 1.生活科の意義、授業の概略を理解できる。《知識・理解》 2.活動・体験を通して,生活科の授業設計に関する汎用的技能を身につけられる。《汎用的技能》 3.活動・体験を通して,指導に必要な自己管理力やチームワークを育成できる。《態度・志向性》 4.活動・体験を通して,総合的な学習経験と創造的思考力を磨くことができる。《総合的な学習体験と創造的思考力》 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ◆第1ターム:テーマ「わたしが子どもだったころ」(担当:香川[社会]) 受講生の自己紹介、第1タームのガイダンス「小学生の頃を思い出してみよう!」 生活科が目指す「人とのかかわり」を考えて実践に移す契機がそこにはあります。 現在との生活環境や社会環境の違いを列挙して、自分自身の成長を社会の発展と重複させて考えてみましょう。 担当者は自身の専門分野である人文地理学の立場から、地域や社会の変化について助言します。 ★必ず2回目(遅くとも3回目)までに「小学校低学年の頃の自分が写った写真」を実家から何枚か取り寄せて下さい。 ★この回は指定された教室で実施します。 |
2 | 活動班の確定 集まった写真をもとにした班内でのグループワーク(小学校低学年のころの学校や地域での思い出を班内で交換・共有する) ★この回は指定された教室で実施します。 |
3 | 集まった写真を班内で共有して話し合いを継続する。 各班で集まって発表のための方法(誰か一人の子ども時代を扱うか、数名あるいは班全員を扱うか)を相談・決定 ★この回は指定された教室へ集まる必要はありません(実質的に自学自習となります)。 |
4 | PCで映写するためのスライド画像の作成@(アウトラインノ設計〜コンテンツ配置) ★この回は授業時間の最初と最後に指定された教室へ集まりますが、コンテンツ作成はIPCや附属図書館ラーニングコモンズですることもできます。 |
5 | PCで映写するためのスライド画像の作成A(コンテンツ拡充〜映写用スライド完成)、発表スタイルの磨き込み ★この回は授業時間の最初と最後に指定された教室へ集まりますが、コンテンツ作成はIPCや附属図書館ラーニングコモンズですることもできます(未完成の場合は翌週のプレゼンテーションに備えて班ごとに適宜集って完成させてください)。 |
6 | 第1ターム発表会(受講者全員による各発表についての評価表記入。 =全員の評価を集計して第3タームの合同発表会で発表する代表班を決定し,香川研究室の掲示板で当日中に告知します) |
7 | ◆第2ターム:テーマ「自然からの学び」(担当:丹下[美術]) 身の回りの自然と造形(生活科の視点から) |
8 | グループワークでの草木染の下調べ、活動計画作成 |
9 | 体験活動「植物採集、染色実験」 |
10 | 体験活動「生活空間を彩る染物」 |
11 | 発表の準備(発表スライドの作成等) |
12 | 第2ターム発表会(2):終了後,当日中に第3タームの合同発表会で発表する班を告示します)。 |
13 | ◆第3ターム:b・cクラス合同発表会 両クラスの第1ターム代表班の発表 |
14 | 両クラスの第2ターム代表班の発表、担当教員4名による全体講評 |
15 | 振り返りとまとめ |
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テキスト・参考書 |
附属図書館に開架配置されている各社の小学校生活科教科書が最も参考になる図書です。多くの諸君が小学校1・2年生で学ぶ生活科の内容を忘れているはずなので、教科書を読んでその感覚を取り戻すよう努めてください。 |
自学自習についての情報 |
第1タームから第3タームまで班活動が中心となります。班活動では、各自が自主的に動くことが大切です。。そして何事も楽しみながら学んでください。それが生活科を理解する一番の方法です。 |
授業の形式 |
講義および活動・実習(野外でのフィールドワークを含む) |
アクティブラーニングに関する情報 |
班(グループ)活動が基本の授業です。各自が自主的に動き、班内で積極的に発言や意見交換をしてコミュニケーション能力を磨いてください。 コミュニケーション能力はみなさん自身の成長を支えると同時に、教育現場に奉職してから職場で協調を図りながら互いを高めていく基盤となります。 教員採用試験では学力は勿論のこと、近年ではコミュニケーション能力の優劣が試される傾向にあります。この授業でその能力を育んでください。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
毎回の授業での活動状況,発表内容(作品),レポートなどで総合的に評価します。 ◆次のいずれかに該当する者は不合格となるので,このことを了承のうえ受講登録をすること。 (1)第1タームと第2タームの授業の無断欠席が合わせて5回以上の者。 (2)第3タームの全体発表会を2回とも無断欠席した者。 ◆クラス間で評価の差が生じないように,各クラスとも評定は「秀:優:良:可≒1:3:4:2」を目安とします。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
例年、授業評価アンケートで高く評価されている科目です。ただ、「第3タームの全体発表会で意見や質問が低調」という感想が少なからずあります。これの改善は受講生諸君の気持ち次第です。教員を志すのであれば、疑問が生じたときに質問で直ぐに解決できるよう積極的な受講に努めてください。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当教員の他科目のシラバスを参照してください。 |