科目情報
科目名 資源論 
担当教員 田中 里志 
クラス − 
授業の概要 地球資源は地球の歴史とともに形成されてきた。それら地球資源(エネルギー資源と鉱物資源)が形成された地球科学的意義を解説しながら,個々の形成過程の特徴について地質学的・地球化学的観点から理解できるようにする。 
授業の到達目標 資源形成のメカニズムと地球環境システムとの関係を理解する。また,身近な物質が地球の歴史とともにあることを再確認する。地球上の資源やエネルギー問題についても身近なこととして興味を抱くようになり,他人事ではなく自身の問題として捉えられるようになる。 
授業計画
内容
1I. 資源と環境(講義型式)
(1)はじめに 
2(2)自然認識の重要性 
3(3)地球の歴史と資源 
4(4)材料資源とエネルギー資源 
5(5)炭素循環 
6(6)資源の現状と未来 
7II. 各自の調査・報告・討論(アクティブラーニング)
(7)石油・天然ガス 
8(8)石炭の形成と火力発電 
9(9)メタンハイドレート 
10(10)金属鉱物資源 
11(11)自然エネルギー資源 
12(12)温室効果ガス 
13(13)マンガンノジュール 
14(14)原子力発電 
15(15)まとめ 
 
テキスト・参考書 必要に応じてプリントなどを配布する。 
自学自習についての情報 日頃から資源に関連することに関心を寄せることが好ましい。各自で発表の機会を設けるため,事前の学習と準備を行う時間が必要となる。 
授業の形式 最初の1〜6回はプリント・DVDならびに実物の岩石・鉱石試料を使い講義形式で解説する。7〜14回は各自で課題を選択し,調べ学習を行い,報告ならびに討論を行う。 
アクティブラーニングに関する情報 7〜14回の時間は,各自で選択した課題につて調査・報告して,それを中心に討論を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への積極的な参加ならびに各自の発表,試験により成績を評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) アンケート結果より,授業時間外の学習が全体的に低いため,授業時間外において授業・発表準備として取組める授業内容を設定する。 
担当講師についての情報(実務経験) 資源地質調査や資源ボーリング調査を現場で行なった経験をもち,資源ならびにエネルギー教育について実物試料・標本を手に取る形式で授業を行なっている。