科目情報
科目名 授業研究 
担当教員 コ岡 慶一 
クラス − 
授業の概要 戦後の代表的な教育実践(問題解決学習、仮説実験授業等)を取り上げ、受講生がその実践の概要や特徴について発表し、話し合う。 
授業の到達目標 ・我が国で戦後展開した代表的な教育実践の内容を理解する
・戦後教育史の中に実践を適切に位置づけることができる 
授業計画
内容
1「オリエンテーション」
本授業の目標と全体概要について紹介し、受講者に本授業科目の目標と全体概要を理解させ、本授業科目を受講するに当たっての基本的な構えを形成する。 
2「生活単元学習」
戦後新教育時に数多く実践された生活単元学習の典型的実践例である『山びこ学校』の考え方と実践の特徴について受講者が発表し、受講者間で討論を行い、生活単元学習の特徴を把握する。 
3「大村はまと国語単元学習」
中学校国語教師大村はまの経歴と教育実践に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、国語単元学習について受講者間で討論を行い、大村の教育実践に関する考え方と国語単元学習の特徴を把握する。 
4「斎藤喜博」
小学校教師斎藤喜博の経歴と教育実践に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に斎藤の実践について受講者間で討論を行い、斎藤の教育実践に関する考え方と実践の特徴を把握する。 
5「遠山啓と水道方式」
数学者遠山啓の経歴と教育実践に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に遠山が指導した水道方式について受講者間で討論を行い、遠山の教育実践に関する考え方と水道方式の特徴を把握する。 
6「庄司和晃と仮説実験授業」
小学校教師庄司和晃の経歴と教育実践に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に庄司が指導した仮説実験授業について受講者間で討論を行い、庄司の教育実践に関する考え方と仮説実験授業の特徴を把握する。 
7「岸本裕史・蔭山英男と学力の基礎」
小学校教師岸本裕史の経歴と教育実践に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に岸本の学力の基礎を育成するという考え方を継承して実践する小学校教師蔭山英男の実践について受講者間で討論を行い、岸本の教育実践に関する考え方と蔭山の実践の特徴を把握する。 
8「有田和正と教材づくり」
小学校教師有田和正の経歴と教育実践と教材づくりに対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に有田の実践した社会科について受講者間で討論を行い、有田の教育実践に関する考え方と教材づくりの特徴を把握する。 
9「和光小学校・和光鶴川小学校と総合学習」
総合学習において独自の取り組みを長年行い大きな成果を上げている私立和光小学校と和光鶴川小学校の総合学習についての考え方、カリキュラム上における総合学習の位置づけ等を受講者が発表し、次に和光鶴川小学校における総合学習について受講者間で討論を行い、両小学校における総合学習の特徴を把握する。 
10「伊藤功一」
青森県十和田市立三本木小学校における校長伊藤功一と教員集団による研修についての考え方と教員研修の特徴等を受講者が発表し、次に同小学校における教員研修について受講者間で討論を行い、同小学校における教員研修の把握する。 
11「きのくに子どもの村学園」
児童中心教育を標榜して独自の取り組みを行っている私立きのくに子どもの村学園の実践の特徴について受講者が発表し、次に同学園の実践について受講者間で討論を行い、同学園における実践の特徴を把握する。 
12「金森俊朗」
小学校教師金森敏朗の経歴といのちの教育に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に金森の実践について受講者間で討論を行い、金森のいのちの教育の特徴を把握する。
 
13「浜之郷小学校」
学びの共同体を標榜して全国の注目を集めている茅ヶ崎市立浜之郷小学校における学びの共同体の考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に同小学校のの実践について受講者間で討論を行い、同小学校における学びの共同体の特徴を把握する。 
14「田尻悟郎と英語教育」
英語教育界の最高の栄誉であるパーマー賞を受賞した中学校英語教師田尻悟郎の経歴と英語教育に対する考え方と実践の特徴について受講者が発表し、次に田尻の経歴や授業の様子について受講者間で討論を行い、田尻の英語教育に対する考え方と授業の特徴を把握する。 
15「まとめ」
前時までの授業を振り返って戦後教育実践のまとめを行った上で、それらを戦後教育史の中に適切に位置づける。 
 
テキスト・参考書 テキスト:田中耕治編著『時代を拓いた教師たち : 戦後教育実践からのメッセージ 』日本標準、2005年。
参考書:田中耕治編著『時代を拓いた教師たちU: 実践から教育を問い直す』日本標準、2009年。  
自学自習についての情報 自学自習の割合が多いので、そのことを十分理解したうえで、受講すること。 
授業の形式 授業の形式は、演習や討論を基本とするが、部分的に講義も取り入れる予定にしている。 
アクティブラーニングに関する情報 授業の形式は、演習や討論を基本とするが、部分的に講義も取り入れる予定にしている。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 発表、演習や討論への参加、レポート等により総合的に評価する。なお平常点を重視する。4回以上欠席した者には単位を与えない。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 演習が中心なので注意すること。発表の担当を決めるので、初回の授業に欠席しないように。 
担当講師についての情報(実務経験)