科目名 |
障害児社会調査 |
担当教員 |
趙 没名 |
クラス |
− |
授業の概要 |
本講義は、「障害児」、「社会調査」という二つのキーワードを中心に展開するものである。具体的に言えば、「障害児」を取巻く様々な社会現象を「社会調査」の手法を用いて明らかにする。そのうえで社会学理論に基づいて現象を解釈と理解し、真実を導き出す作業である。 |
授業の到達目標 |
1.障害児を取巻く社会環境について関心をもち、仮設設定できる。 2.社会学基礎理論並びに社会調査法に関する基礎知識を理解する。 3.独自の社会調査を通して、仮設検証できる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション 障害児社会調査とは何か |
2 | 社会学概論@ 現代社会の理解、生活の理解、社会問題の理解 |
3 | 社会学概論A 現代社会の理解、生活の理解、社会問題の理解 |
4 | 障害の概念と理念 ICFと日本の法制度 |
5 | 障害児の現状と障害児制度政策 障害児療育、特別支援教育 |
6 | 障害児の福祉サービスと障害児問題 出生前診断、障害児の在宅福祉サービス |
7 | 社会調査概論@ 社会調査の意義、問題意識、仮設構築 |
8 | 社会調査概論A 文献収集と整理、調整票の設計 |
9 | 社会調査概論B 社会調査の実施とデータの集計・分析方法 |
10 | フィールドワーク@ |
11 | フィールドワークA |
12 | データ処理@ |
13 | データ処理A |
14 | 社会調査の成果発表 |
15 | 講義総括 |
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テキスト・参考書 |
久門道利編『社会理論と社会システム』弘文堂 2018年 峰島厚編『障害者に対する支援と障害者自立支援制度』第4版 弘文堂2018年 畠中宗一等著『社会福祉調査入門』ミネルヴァ書房 2004年 |
自学自習についての情報 |
講義の前後に予習と復習が望ましい。 |
授業の形式 |
学習内容に合わせて、講義、演習、自習などを用いて課題をアプローチする。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
グループワーク、アンケート調査、現場インタビューなども取入れて課題をアプローチする。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
平常点評価 課題レポート 100% |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
1.学習の内容や方法、難易度などについて、進捗状況を鑑み微調整することがある。 2.受講生の人数に合わせて微調整することもある。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
元々日本に来た留学生であったが、2008年に社会学博士号を取得してから約10年間、日本とアメリカの大学にて社会学と社会福祉学に関する大学教育に携わり、今日に至る。一方で、社会の要請を受けて、2015年に訪問介護の法人を設立し、医療度の高い神経筋難病の方々が生活の主人公として地域で生きることを応援している。 |