科目情報
科目名 漢文学特講B 
担当教員 谷口 匡 
クラス − 
授業の概要 本年度は日本人と漢文学をテーマとする。文学者を中心に著名な日本人が親しんだ漢詩文をとり上げ、実際に読みながら、日本人と漢文学の関わりについて研究する。可能であれば実際に「曲水の宴」を見たり、美術館を訪問するなど、学外での研修も行いたい。 
授業の到達目標 1.日本人にとってなぜ漢文学が必要だったのか、そして今もなぜ必要なのかを説明できる。
2.漢文文献の扱いに習熟し、その研究法を身につける。 
授業計画
内容
1オリエンテーション 
2菅原道真と漢文学 
3紫式部と漢文学 
4「曲水の宴」の鑑賞 
5松尾芭蕉と漢文学 
6良寛と漢文学 
7頼山陽と漢文学 
8富岡鉄斎と漢文学 
9鉄斎美術館の訪問 
10夏目漱石と漢文学 
11河上肇と漢文学 
12堀辰雄と漢文学 
13中島敦と漢文学 
14井上靖と漢文学 
15まとめ 
 
テキスト・参考書 テキストは資料を印刷して配布する。
参考書:宇野直人『知っておきたい日本の漢詩―偉人たちの詩と心』(勉誠出版)、佐藤裕亮『鴎外の漢詩と軍医・横川唐陽』(論創社)、村山吉廣『湖村詩存』(明徳出版社)等。その他、講義の中で適宜指示する。 
自学自習についての情報 自学自習のための参考図書は授業中に紹介するので、可能なものは入手して常に参照し、また図書館を活用して読み、幅広い教養を培うように努めること。 
授業の形式 資料を読みながらそれに補説を加える、演習形式と講義形式の併用。 
アクティブラーニングに関する情報 予め配布した講義資料を受講者に読んでもらい、かつ質問や発言も求める。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平常の授業に対する取り組みによる。なお学期末にレポートを課す場合がある。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 奇数年度開講。なお漢文の理解には中国語の知識が必要である。中国語は1単位だけでもよいので、できる限り履修することが望ましい(この授業と並行しての履修でも差し支えない)。 
担当講師についての情報(実務経験)