科目情報
科目名 代数学講究I 
担当教員 宮崎 充弘 
クラス b 
授業の概要 本授業は卒業論文指導の一環として行われるものである 
授業の到達目標 各受講生が、各々自分の作成する予定の卒業論文に必要な、予備知識の獲得、必要事項の理解等、卒業論文作成に取り掛かるために必要な知識、専門的事項に対する理解を得る。
 
授業計画 卒業論文は、学生が書くものである。
論文を書くにあたって必要な予備知識や理解しなければならない事項等を調べるのも、論文の著者の責任である。
従って、教員は助言はするが、必要な学習、準備等は学生が行うものである。
学生が、どのように論文の準備を進めていくか、あるいは、つまずくか、教員にはわからない。
実際、卒業論文の主題がどんなものになるか、現時点では見通せていない。
何かを目指して基礎勉強をしていても、学生が発表しているときに「それはなぜですか」と聞くと、本人がわかっていなかったことが、初めて学生本人にわかり、その点を理解するために、1、2回生や、高校で勉強したはずのところまで、「これはわかりますか」「これを説明してください」などと適宜遡って質問したり、書かせてみたりして、学生がようやく、1、2回生や、高校で勉強したはずの事が、本当には理解できていなかった事に気付き、理解できていなかった事柄をようやく理解し「大学に入って、一番勉強した」などとなる事もある。
あるいは、結局1、2回生や、高校で勉強したことがその場では思い出せず、あるいは理解できず、「次回までにこれを考えてきなさい」「次回までにこれ(すでに習ったはずの事)を復習してきなさい」となる事もある。
当然、その回のゼミは、何も進展しない。
さらに、後者の場合、上手くいったとしても、次のゼミで初めて、前者のような「大学に入って、一番勉強した」となる場合もある。
下手をすれば、また「この事を復習しておきなさい」となりかねない。

予定している、そして実際今まで行ってきた授業内容は以上のようなものである。
また、卒業論文は、一人ひとり違うものである。
従って、受講者一人ひとりに対し、別々の時間に授業を行い、内容も受講者一人ひとりに対して異なる。
順調に進んでいる者もあれば、そうでない者もいる。
以上のことから、15回の内容を書いたとすれば、それは嘘になる。 
テキスト・参考書 各学生が、書こうと思っている卒業論文の方向性を勘案し、必要に応じて用意する。
 
自学自習についての情報 教員は、助言はするが、すべて自学自習が基本である。
 
授業の形式 基本的には、ゼミ形式とする。 
アクティブラーニングに関する情報 すべてが、アクティヴラーニングである。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎回のゼミの状況、必要事項の理解度をみて、総合的に判断する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む)  
担当講師についての情報(実務経験) 担当者は、普段の研究の中で、学術論文の執筆も行っている。