科目名 |
小学校技術教材論 |
担当教員 |
原田 信一,多田 知正 |
クラス |
− |
授業の概要 |
技術教育は、小学校・中学校・高等学校を通して一貫して行われる必要がある。小学生に必要な技術の対象主題としては、手の感性・巧緻性の発達、道具を使う技能の発達が挙げられる。そこで、小学生に身近なものである自転車を取上げ、その分解・組立を通して道具や機械の基本的概念を習得させる。さらに、小学校児童を対象とした身近な遊具(身近な素材を活かしたもの)の設計・製作を通して、動作原理や製作上の工夫など実際の体験を通して授業の構成について考えさせる。 |
授業の到達目標 |
モノづくりの体験を通して、小学校の低学年から高学年までの発達段階に応じた児童・生徒の学習意欲・興味・関心を持続させる教材や指導方法について考える。さらに、技術と人間・社会・産業・職業との関係について理解させるような課題や教材についても考える。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス (授業概要と今後の予定) |
2 | 小学校における「ものづくり体験」の現状と課題 |
3 | 小学校における「ものづくり体験」の実践例 |
4 | 遊具の製作準備 |
5 | 自転車の学習(総論)・動くおもちゃ@ |
6 | 自転車の学習(材料)・動くおもちゃA |
7 | 自転車の学習(締結要素)・動くおもちゃB |
8 | 自転車の学習(構造)・動くおもちゃC |
9 | 自転車の学習(駆動機構)・動くおもちゃD |
10 | 自転車の学習(回転伝達要素)・動くおもちゃE |
11 | 自転車の学習(保守点検)・動くおもちゃF |
12 | 遊具の製作(部品加工) |
13 | 遊具の製作(組立) |
14 | 遊具の製作(運転調整など) |
15 | 遊具の発表・評価および講義のまとめ,情報機器及び教材の活用 |
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テキスト・参考書 |
文部科学省「小学校学習指導要領解説 図画工作編」平成29年3月告示 その他、資料を配布するので、ファイルを準備する。 |
自学自習についての情報 |
反転授業の課題がある場合は、必ず授業までにやっておくこと。また、授業後は、課題プリントにより「ふり返り」を行い、期限までに提出すること。さらに、テキストや授業で資料した参考資料などを復習すること。 |
授業の形式 |
講義、実習ならびに発表 |
アクティブラーニングに関する情報 |
主体的・対話的な活動になるよう、小学校における「ものづくり」に関する先行研究の分析、及び教材開発などについて、プレゼンし、ディスカッションする。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業に向かう姿勢や内容の理解度、授業やグループワーク等への参加状況40%、課題の発表・レポート60% なお、単位認定の最低条件は、2/3以上の出席とする。 また”教員”としてのモラルに反する行動に対しては、その程度に応じて減点を行う。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
授業アンケートの結果、これまで通りの内容、及び課題を設定する。今後も理解を深めるため、各自が課題レポートをまとめる。 授業を欠席した場合は、必ず知人・友人から情報を得るようにすること(レポート提出などがあるため)。 欠席については、必ず届けをすること(事前が望ましい)。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当講師は中学校(教諭、管理職)及び教育行政で勤務した経験があり、学校現場の実践や教員採用・教員研修について紹介しながら授業をすすめ、学校教員の職務に役立つ内容を含める。 |