科目情報
科目名 保健体育学演習II 
担当教員 中 比呂志 
クラス e 
授業の概要 1.体育・スポーツ経営や体育・スポーツ科学に関する領域における基本的課題や諸問題への認識を深めながら、各自の研究テーマを設定し、発表及び討論を行う。
2.卒論研究において必要となる統計的解析の手順やその手法について学習する。
3.卒業論文作成に向けて、各自の関心あるテーマについて研究計画書を作成する。
4.各自が卒業論文研究計画書を発表し、その内容について参加者で討論する。 
授業の到達目標 体育・スポーツに関する経営学的研究を行うために必要な能力を養うと共に、卒業論文作成のための考え方、進め方、基本的分析手法・手順について説明できる。
各自が卒業論文作成にむけて研究計画書を作成し、お互いに発表・討論を行うとともに、批判的に研究内容を考察することができる。 
授業計画
内容
1授業オリエンテーション:後期における本授業の活動内容の説明・確認 この授業で何を学び、どんな活動をするのか?
主免教育実習授業リフレクションについて
第4回卒論研究発表会(3回生・4回生合同研究発表会) 
2主免教育実習授業リフレクションの実施
主免教育実習授業報告から学ぶ 教育実習での学びを深める 
3体育学科卒論中間発表会(4回生合同研究発表、3回生司会進行)
卒業研究発表から学ぶ 
4「学ぶ」とはどういうことかを考える 「学びとは何か」の講読 
5「主体的・対話的で深い学び」とはどういうことかを考える 「学びとは何か」の講読 
6体育、保健体育における思考力・判断力・表現力の育成について考える
体育的・保健的な見方・考え方とは? 
7体育におけるアクティブラーニングを考える 考えながら活動する体育授業とは、どんな授業か? 
8学校体育とマーケティングについて考える
体育授業における思考力・判断力の育成方法とICT活用について考える 
9第4回卒論研究発表会(3回生・4回生合同研究発表会) 
10学校体育や体育授業、子どものスポーツ環境に関する最新の文献を講読し、現代的な課題について考察する 
11卒業研究作成に向けて、論文の構成、各章の役割、具体的な進め方について考える 
12各自の研究テーマについて研究計画書を作成し、その内容について発表する 
13各自の研究テーマについて、参加者でディスカッションし、各自の研究テーマ及び内容について再吟味する 
14卒論研究発表会(3回生・4回生合同研究発表会) 
15卒業研究を通して何を学ぶのか? これからの教員に求められる資質・能力と学び続ける教員について考える
学外での研究発表会への参加に向けての準備
4回生の卒論作成に向けての進め方の確認と今後の日程について これからの1年をどう過ごすか? 
 
テキスト・参考書 テキストは、「学びとは何か」今井むつみ、「学び」の構造 佐伯 胖 等を資料として使用する.
また、随時、学会や研究雑誌等に発表された最新の研究成果を資料として提示する。
参考図書:「知的複眼思考法」刈谷剛彦、講談社+α文庫、「臨床の知とは何か」中村雄二郎 
自学自習についての情報 授業の振り返りを行うとともに、授業の中で課題図書や関係資料を随時、提示するので、読みこむとともに、その内容をまとめ、発表する準備をすること。
また、卒論テーマについて、各自の進行状況を発表する機会を随時設けるので、自分のテーマについて、関係資料を読みこみ、発表準備を進めておくこと。
教育実習リフレクションについて指示す。まずは、自分で今回の教育実習についてリフレクションを行い、その後、指導教員と対話リフレクションを実施するのでその準備を進めること。 
授業の形式 各自のテーマに関する関心や講読した文献の内容についてレジュメを作成し、その内容について発表・討論を行う。
体育・スポーツに関する最新の研究成果や海外の文献を購読し、レジュメを作成して討論する。
研究計画書の作成・発表・討論
また、必要に応じて附属学校園での研究発表会や学会に参加して、学校現場での実践や学会での最新の研究成果等に触れる機会も設定する。 
アクティブラーニングに関する情報 各自で研究課題を設定し、課題解決に向けて、資料の講読、資料の分析、結果の考察及びグループディスカッションを行う卒論研究プロジェクトを題材に授業を進める。
教育実習リフレクションを指示するので、教育実習の学びを深める。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 講義の参加態度(30%)及び課題レポート・発表(70%)を総合的に評価する。
最終の授業において来年度の卒論について研究計画書を提出させるとともに、研究発表会で卒論研究に関する発表を行うので、その内容について評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 保健体育演習T・Uと関連した内容となっており、4年生の卒業研究の基礎として位置付けている。
最終の課題としては、卒論の研究計画書の提出、学外での他大学との合同研究会での発表を設定しているので、主体的に授業に取り組む姿勢が大切である。 
担当講師についての情報(実務経験) 国立工業高等専門学校において、一般体育の教員として高校生段階及び大学1・2年生の年齢段階の生徒の指導経験を有する。