科目情報
科目名 ライフスキル教育 
担当教員 関口 久志,北山 敏和 
クラス − 
授業の概要 (1) 人間が生きていくためには頭の中で覚え、理解し、考える能力だけではなく、他者と協調し、感情を受け止め、困難にへこたれず、目標に向かって着実に歩みを進める行動する能力(=ライフスキル)が重要である。
 そこでこの能力について、ディスカッション、体験的・創造的活動を通して、その基本を学ぶ。
(2)良いクラス、よい集団の基礎となる子どもたちのコミュニケーションと対人関係能力、好ましい選択や判断に必要な意思決定や問題解決能力、感情を受け止め、自尊感情や自信を育てる自己コントロール能力などのライフスキルを、アクティブラーニングの手法で指導するライフスキル教育を実践的に学ぶ。 
(3) 同僚との協働、保護者対応など、教員に求められる資質能力の向上を図るため、教員に必要なライフスキルについて学ぶ。
 
授業の到達目標 (1)行動する能力(=ライフスキル)とは何かわかる。
(2)良い集団をつくるために必要な能力を理解し、指導できる。
(3)アクティブラーニングの手法を用いたライフスキル教育を指導することができる。
(4)ライフスキルを基礎にした教育とは何かが分かる。
 
授業計画  
内容
1オリエンテーション ライフスキルを学ぶ意義   
2よい集団をつくる(1)知り合う 
3よい集団をつくる(2)情報の共有  
4よい集団をつくる(3)協力を通した学習  
5スキルを学ぶ意義(1)コミュニケーション能力  
6スキルを学ぶ意義(2)ルールづくり  
7アクティブラーニング(1)アクティブラーニングの鍵 
8アクティブラーニング(2)自信について考える 
9アクティブラーニング(3)困難を受け止める力  
10アクティブラーニング(4)意志決定  
11アクティブラーニング(5)目標設定 
12発達段階とライフスキル(1)発達段階とは何か 
13発達段階とライフスキル(2)思春期/青年期の行動特性 トラブル 
14課題の明確化と個人目標の設定 
15 ふり返りとまとめ 
 
テキスト・参考書 ※必要な資料はその都度配布する。
<参考書>
『思春期のライフスキル教育概要書』(青少年育成支援フォーラム)
『多元的知能の世界−MI理論の活用と可能性−』(日本文教出版)

 
自学自習についての情報 年度末には学生課の主催で教職支援ワークショップが開催されるので、続いて参加することでより理解と実践力が深まる。またテキスト・参考書を使い、自らの生活や学習にいかすことができる。 
授業の形式 ライフスキル教育の認定講師がゲストティーチャーとして指導する。形式は全体活動,グループ活動を織り交ぜたワークショップ形式で,体験的,実践的に学習する。 
アクティブラーニングに関する情報 授業自体がアクティブラーニングである。その上にアクティブラーニングの理論がわかり、指導力も身につく。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 毎時のまとめ(ミニ・レポート)と授業終了後提出するポートフォリオ(作成方法は授業の中で指導する)(70:30)  
その他(授業アンケートへのコメント含む) 積極的に活動できる服装で参加すること。
 
担当講師についての情報(実務経験) 担当は高校での教諭実務経験があり、実際の経験を活かして指導助言ができる。またゲストティーチャーも元小学校教諭で校長も経験して、豊富な実践を活かした指導ができる。