科目名 |
情意発達の心理学特講 |
担当教員 |
梅本 貴豊 |
クラス |
− |
授業の概要 |
心理学において,これまでの多くの研究によって人の情意発達が検討されてきた。 この授業では,認知,アタッチメント,パーソナリティ,測定法,動機づけ,発達障害などの多様なトピックから,人の発達について考えていきたい。 授業の後半では,情意発達およびその支援に関する研究論文をグループでまとめて発表し,議論する。 |
授業の到達目標 |
1.多様な側面から人の情意発達について理解することができる。 2.授業で学んだ理論を,日常生活や他者への支援に応用することができる。 3.他者と協力して意見をまとめ,主体的にグループ発表を行うことができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | オリエンテーション:授業内容および授業計画の確認,評価方法,グループ発表について |
2 | 認知の発達:ピアジェ,ヴィゴツキーの研究から(社会・情動発達の基礎を含む) |
3 | メタ認知の発達:メタ認知の概要とその支援 |
4 | アタッチメントの発達 |
5 | 気質と個性,パーソナリティの発達 |
6 | 社会・情動アセスメント:意識の測定,非意識の測定 |
7 | 動機づけの発達(1):欲求論から考える(情動の役割と発達を含む) |
8 | 動機づけの発達(2):認知論から考える |
9 | 発達障害とその支援:自閉症スペクトラム障害(ASD)における社会・情動の支援を含む |
10 | グループ発表(1):グループ発表および議論 非意識的プロセスの検討 |
11 | グループ発表(2):グループ発表および議論 ネットいじめと相談行動 |
12 | グループ発表(3):グループ発表および議論 教室談話の分析 |
13 | グループ発表(4):グループ発表および議論 予習と授業理解 |
14 | グループ発表(5):グループ発表および議論 自閉症スペクトラム障害児への介入 |
15 | 授業の総括・まとめ |
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テキスト・参考書 |
授業時に,毎回レジュメを配布する。 参考書は必要に応じて,授業中に紹介する。 |
自学自習についての情報 |
授業中に参考書を紹介するので,それぞれの授業のトピックに対して予習を行うこと。 授業後は,資料などに基づき復習を行うこと。 授業後半の発表に向けて,授業外で準備を行うこと。 |
授業の形式 |
講義形式を主とするが,適宜ディスカッションやグループワークを取り入れ,発表を求める。 授業の後半では,グループに分かれて発表を行う。 |
アクティブラーニングに関する情報 |
ディスカッションやグループワークを取り入れる。 授業の後半ではグループで発表を行い,議論する。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業での取り組み(40%),レポート(30%),発表(30%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項無し |
担当講師についての情報(実務経験) |
これまで,担当者は主に「動機づけ」をテーマに研究を重ね,発表してきている。 動機づけはこの講義で扱う内容の1つであり,そういった自身の研究結果についても,授業内で扱うこととする。 また,これまで,教育心理学,生涯発達心理学,認知心理学などの授業を担当した経験もある。 |