科目名 |
西洋史特論II |
担当教員 |
斉藤 恵太 |
クラス |
− |
授業の概要 |
17世紀の世界的な異常気象とそれに伴う社会秩序の混乱、そして再編成という共通のテーマを論じることで世界史と日本史の接続を図る。毎回の授業は基本的に英文テクストの講読というかたちで進める。 |
授業の到達目標 |
・世界史のなかで日本史を理解する。 ・近世および17世紀という時代が持つ意義について長期的な時間軸で考察できる。 ・「大航海時代」、「鎖国」、「禁教」といった社会科歴史分野の重要テーマについて、最新の研究に基づいた洞察を得る。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス;授業の仕組みとスケジュールの説明および分担 |
2 | テクスト読解:序論 本書の組み立てと射程について |
3 | テクスト読解:「小氷期」 |
4 | テクスト読解:17世紀の全般的危機 |
5 | テクスト読解:危機の核心としての飢饉・食糧不足 |
6 | テクスト読解:危機への対応を通じて見る世界史の諸相 |
7 | テクスト読解:中国の場合 |
8 | テクスト読解:ロシアとトルコ |
9 | テクスト読解:ドイツと三十年戦争 |
10 | テクスト読解:イベリア半島の争乱 |
11 | テクスト読解:危機のフランス |
12 | テクスト読解:イギリスの内乱 |
13 | テクスト読解:徳川の平和 |
14 | テクスト読解:日本における"industrial revolution" |
15 | テクスト読解:寛永の大飢饉と島原の乱 |
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テキスト・参考書 |
Geoffrey Parker, Global crisis: war, climate change and catastrophe in the seventeenth century, abridged and revised edition 2017
※各自でテクスト購入の必要はない |
自学自習についての情報 |
あらかじめ文章に目を通し、わからない単語については辞書を引いておく。 |
授業の形式 |
演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
英語テクストの訳文および内容に関するディスカッションが求められる。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
英語の日本語訳文の質や議論の内容を総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
特記事項無し |
担当講師についての情報(実務経験) |
特記事項無し |