科目情報
科目名 社会科教育教科内容論V 
担当教員 香川 貴志 
クラス − 
授業の概要 フィールドワークに基づいて歴史的遺産と地域文化の教材化について考える。 
授業の到達目標 歴史的遺産と地域文化は、一般の人々にとって観光資源となりやすい。しかし、それは同時に小学校社会科の地理的領域、中学校社会科の地理的分野、高等学校地理歴史科の地理において優れた教材ともなり得る。本授業科目では、長崎市をフィールドとして,長崎歴史文化博物館、鎮西大社諏訪神社、世界文化遺産を構成する端島(軍艦島)、端島のデジタル展示施設「軍艦島デジタルミュージアム」、実際の出島跡に建築された「ミニ出島」、市街地で開催される長崎ランタンフェスティバルなどを題材として、歴史的遺産と地域文化を教材化していく方途を模索する。こうした作業を通じて、受講生はビジュアルな社会科(地理歴史科)教材を設計できる能力を身につけることができる。
◆遠隔地での実施要し、および「長崎ランタンフェスティバル」開催期間中のため、交通費や宿泊費の合計で5〜6万円程度が必要です。

 
授業計画 【集合】:2020年2月12日(水)午前11時、JR長崎駅(より詳しい集合場所は第1回z事前学習会および第5回事前学習会で指示する)
【解散】:2020年2月14日(金)正午、JR長崎駅
内容
1第1回事前学習会:本授業科目のアウトラインの説明
 日時と場所は受講生が確定してからメールで指示 
2第2回事前学習会:地形図を用いたセンター試験過去問題の検討(1)
 日時と場所は受講生が確定してからメールにて指示
 
3第3回事前学習会:地形図を用いたセンター試験過去問題の検討(2)
日時と場所は受講生が確定してからメールにて指示 
4第4回事前学習会:地形図を用いた教員採用試験模擬問題の作成とプレゼンbンテーション
日時と場所は受講生が確定してからメールにて指示
★この回までに模擬問題を作成しておき、第4回事前学習会(当回)で担当者及び受講学生全員に行き渡るよう配布すること。 
5第5回事前学習会:現地実習のアウトライン
日時と場所は受講生が確定してからメールにて指示 
62月12日(水)13:00(集合)〜14:30
★集合時間までに昼食は済ませておくこと。
長崎駅より徒歩で移動し、二十六聖人殉教地跡、長崎歴史文化博物館を見学。
 
72月12日(水)14:40〜16:10
長崎文化歴史博物館から徒歩で鎮西大社諏訪神社へ移動し、同神社および「長崎くんち」関連展示施設を見学。 
82月12日(水)16:20〜17:50
路面電車で眼鏡橋・賑橋方面へ移動。眼鏡橋および浜の町商店街(アーケード)を見学後、宿舎へ。 
92月13日(木)8:45〜10:15
「軍艦島デジタルミュージアム」見学(第11回目と入れ替わることがある)。 
102月13日(木)10:30〜12:00
軍艦島上陸ツアー参加(1)
★天候の都合で実施できない場合は別途現地で指示。 
112月13日(木)12:50〜14:20
軍艦島上陸ツアー参加(2)
★天候の都合で実施できない場合は別途現地で指示。 
122月13日(木)14:35〜16:05
出島跡地にて「ミニ出島」見学。長崎新地周辺へ移動。
 
132月13日(木)16:20〜17:50
長崎新地周辺にて間が先ランタンフェスティバル見学。半ア英海を兼ねた夕食の後、宿舎へ。 
142月14日(金)8:45〜10:15
8:45にレポート提出(滞在期間中のこの時間までに完成させる)を提出の後、オランダ坂、グラバー園へ。到着後、見学。 
152月14日(金)10:30〜12:00(解散)
グラバー園を見学。11:30前後から路面電車で長崎駅へ。正午に解散。 
 
テキスト・参考書 長崎新聞社編(2013)『夢の遺産:長崎県近代化遺産めぐり』
2000円程度の書籍ですが、カラー印刷がふんだんに盛り込まれ近代化遺産を扱う教材設計に好適です。古本でも良いので受講希望者は必ず購入してください。 
自学自習についての情報 現地実習までに上記のテキストを完読しておくこと。 
授業の形式 現地実習ならびに若干のデスクワーク(地形図を用いた教員採用試験模擬問題の作問) 
アクティブラーニングに関する情報 全てが自主的にな活動に基づくものである。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 現地実習における受講態度(厳bン地見学や討議への参加状態やレポートから判断)、デスクワーク(地形図を用いた作業)の仕上がりなどから総合的に判断する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講希望学生が女子学生1名のみの場合、センター試験の過去問における地図読解(不定期実施=その都度指示)に内容変更し、宿泊を伴う現地実習は実施しない。 
担当講師についての情報(実務経験) [地理学概論」のシラバスにおける同欄をご参照ください。