科目情報
科目名 社会科教育実践特別演習 
担当教員 山下 宏文 
クラス − 
授業の概要 社会科の内容,カリキュラム,および授業開発のための社会科各専門分野の基本的方法論を身に付けたうえで、受講生各自が現在関心を持っているテーマや修士論文構想への発展を見越した内容について,発表と討論,および具体的な教材づくりの体験を通して実践的に学ぶ. 
授業の到達目標 ・修士論文の構想を具体的な授業構成に発展させることができる.
・教材をもとに授業を構成する理論がわかる.
・教材研究のための具体的な手順がわかる. 
授業計画 授業は、水曜日の午後に行う予定である。
なお,最終回には,修士論文の構想を発表する。
内容
1オリエンテーション 
2各自が興味を持って調べているテーマの発表と討議(1)− 社会科学の方法と社会科 
3各自が興味を持って調べているテーマの発表と討議(2)− 因果関係と相関関係のデータの扱い 
4各自が興味を持って調べているテーマの発表と討議(3)− 地形図の活用 
5各自が興味を持って調べているテーマの発表と討議(4)− 日本中世史研究の動向と社会科 
6各自が興味を持って調べているテーマの発表と討議(5)− 西洋史研究の動向と社会科 
7各自が興味を持って調べているテーマの発表と討議(6)− 京都の世界遺産の扱い 
8社会科(地理歴史分野)の教材開発に向けての演習と討議 
9社会科(公民分野)の教材開発に向けての演習と討論 
10各自が興味をもって調べているテーマの授業展開を修論にどのように生かすかを踏まえた修論構想の発表と討議(1)− 公害・環境問題の教材開発と授業 
11各自が興味をもって調べているテーマの授業展開を修論にどのように生かすかを踏まえた修論構想の発表と討議(2)− 社会科における道徳教育のあり方 
12各自が興味をもって調べているテーマの授業展開を修論にどのように生かすかを踏まえた修論構想の発表と討議(3)− 教科横断的な視点を取り入れた社会科学習のあり方 
13各自が興味をもって調べているテーマの授業展開を修論にどのように生かすかを踏まえた修論構想の発表と討議(4)− 歴史学習におけるエンパシー(共感)の取り上げ方 
14各自が興味をもって調べているテーマの授業展開を修論にどのように生かすかを踏まえた修論構想の発表と討議(5)− 社会科における動物愛護の取り扱い  
15各自が興味をもって調べているテーマの授業展開を修論にどのように生かすかを踏まえた修論構想の発表と討議(6)− 小学校社会科における地域学習の日韓比較  
 
テキスト・参考書 資料は必要に応じて配布する. 
自学自習についての情報 各自の修士論文作成と密接に関わるようなテーマを設定し、具体的な授業構想に結びつくところまでもってゆきたいので、継続的な調査・研究が必要である。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 本授業は受講者の討論によって支えられているので,資料を準備し話題を提供する,あるいは討論に積極的に参加し意見表明することを心がけてほしい。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業における討議への参加,最終的なレポートを総合的に評価する. 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 本授業は社会科教育専修の教員全員が参加して指導にあたる。 
担当講師についての情報(実務経験) 山下は公立小学校での教員(14年間)と附属高等学校の校長(4年間)の経験をもつ。香川は現在、附属桃山小学校の校長を兼任している。