科目情報
科目名 英語文学特論IV 
担当教員 奥村 真紀 
クラス − 
授業の概要 本授業では、文学作品を解釈するのに必要な批評理論を学び、それを実際に作品に応用することで、文学作品に対する分析力を深めることを目指す。授業では、テキストの前半部で実際の作品を精読し、さまざまな問題点について考えた後、後半部の批評論文を読み、それぞれの批評理論が実際にどのように作品分析に応用されているかを学ぶ。文学作品に内在するいろいろな意味や問題点を受講生自身が見極め、進化する批評理論を学びながら、文学の今日性を考察することを目標とする。 
授業の到達目標 現代の批評理論を学び、実際に授業で精読する文学作品にそれを応用する技術を身につける。小説が描く様々な問題点を多角的に検証し、作品の描き出す社会、文化への理解を深めながら、批評眼を身につけ、受講生独自の作品の解釈を目指す。 
授業計画
内容
1イントロダクション  
2reading 1 "A Scandal in Bohemia" 
3reading 2 "The Red-Headed League" 
4reading 3 "The Man with the Twisted Lip" 
5reading 4 "The Adventure of the Speckled Band" 
6reading 5 "The Yellow Face" 
7reading 6 "The Musgrave Ritual" 
8Couclusion to reading 
9Critical History 
10Feminist Criticism 
11Psychoanalytic Criticism 
12Deconstruction 
13Cultural Criticism 
14Marxist Criticism 
15授業のまとめ、今後の展望 
 
テキスト・参考書 Arthur Conan Doyle, Sherlock Holmes: The Major Stories With Contemporary Critical Essays
(Bedford/St. Martin's)
ISBN:978-0312089450 
自学自習についての情報 授業は学生の発表を中心として進むため、各リーディングパート、及び文学理論について前もってリサーチし、発表およびディスカッションの準備をすること。また、期末のレポート作成に向けて、受講生独自の問題意識を明確にし、理論に基づいたリサーチを進めること。 
授業の形式 演習形式 
アクティブラーニングに関する情報 授業内では、自分の問題意識に応じたテーマをリサーチして発表し、受講生の間で活発にディスカッションを行ってもらう。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 出席および口頭発表 40% 期末レポート 60% 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 小説を通読し、論文を精読するクラスであり、一度にかなりの分量の英語を読むので、毎回の予習は必須である。発表のためのリサーチはもちろん、他の院生の発表へのコメントなど、授業への熱心な参加を求める。 
担当講師についての情報(実務経験)