科目情報
科目名 量的アプローチ授業分析研究 
担当教員 佐々木 真理 
クラス − 
授業の概要 教育工学の理論を応用した,量的アプローチによる授業分析の基礎的方法・技術を学習する。コンピュータなど情報機器を用いた授業の分析とその統計的・視覚的な考察による授業の評価について演習する。一連の講義・演習を通して,教育工学の理論を応用し、これを教育実践における授業改善などに役立てる基礎的な方法や技術を習得する。 
授業の到達目標 教育工学の理論を応用した授業分析を通して、教育実践における授業改善などに役立てる基礎的な方法や技術を習得する。 
授業計画
内容
1教育工学とは
 2回にわたり,教育工学分野に関する文献(書籍・論文など)の講読と解説を通して,教育工学分野の目的,その成立の歴史と時代背景,各時代の内外の研究者の研究や学説などについて学ぶ。 
2教育工学の成立と背景
 前回に引き続き,教育工学分野に関する文献(書籍・論文など)の講読と解説を通して,教育工学分野の目的,その成立の歴史と時代背景,各時代の内外の研究者の研究や学説などについて学ぶ。 
3授業分析の理論と方法1
 2回にわたり,教育工学分野における授業分析に関する文献(書籍・論文など)の講読を通して,授業分析の目的,その成立の歴史と時代背景,各時代の内外の研究者の研究方法・技術や学説などについて学ぶ。 
4授業分析の理論と方法2
 前回に引き続き,教育工学分野における授業分析に関する文献(書籍・論文など)の講読を通して,授業分析の目的,その成立の歴史と時代背景,各時代の内外の研究者の研究方法・技術や学説などについて学ぶ。 
5コンピュータを利用した授業分析1
 2回にわたり,授業を担当する研究者が独自に考案したコンピュータを利用した授業分析の方法について,授業分析の目的,授業分析方法の開発の経緯,授業分析の方法・技術や既有の学説との関連・関係などについて学ぶ。 
6コンピュータを利用した授業分析2
 前回に引き続いて,授業を担当する研究者が独自に考案したコンピュータを利用した授業分析の方法について,授業分析の目的,授業分析方法の開発の経緯,授業分析の方法・技術や既有の学説との関連・関係などについて学ぶ。 
7授業分析の計画
 コンピュータを利用した授業分析について,授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)の設定や分析する授業に対する授業分析の着眼点について計画を立てる。また、受講者相互に授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)などの情報を交換する。 
8授業分析の予備実施
 前時で設定した授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)に従って,授業分析を実施する。授業記録ビデオを再生し,電子メトロノームを動作させて,授業を担当する研究者が独自に考案した授業分析入力シートにカテゴリ別に記録する。授業分析は5分程度実施し,問題のあるときは,授業分析場面や授業分析カテゴリ,記録時間(毎秒)を変えて再試行してみる。 
9予備実施の結果の検討と再計画
 前時で実施した授業分析の予備実施について,その方法・技術・結果が妥当であったかを受講者で相互に検討する。授業分析カテゴリの設定や記録時間(毎秒)の面で不具合があれば,授業分析カテゴリなどを再設定して,次時からの授業分析を再計画する。 
10授業分析の実施1
 3回にわたり,前時で計画した授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)に従って,授業分析を実施する。授業記録ビデオを再生し,電子メトロノームを動作させて,授業を担当する研究者が独自に考案した授業分析入力シートにカテゴリ別に記録する。 
11授業分析の実施2
 前回に引き続き,計画した授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)に従って,授業分析を実施する。授業記録ビデオを再生し,電子メトロノームを動作させて,授業を担当する研究者が独自に考案した授業分析入力シートにカテゴリ別に記録する。 
12授業分析の実施3
 前回に引き続き,計画した授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)に従って,授業分析を実施する。授業記録ビデオを再生し,電子メトロノームを動作させて,授業を担当する研究者が独自に考案した授業分析入力シートにカテゴリ別に記録する。 
13授業分析結果の報告・発表・検討
 前時までで実施した授業分析について,設定した授業分析カテゴリや記録時間(毎秒)が妥当であったかを受講者で相互に検討する。自動計算された授業分析カテゴリの出現頻度や自動的に色分けされた授業分析入力シートを見ながら,分析した授業の特徴を捉え,受講者相互で授業を評価し改善点を検討する。 
14教育工学の展望と課題1
 授業分析を通して獲得した知見や授業に対する見方・考え方から,教育工学における量的アプローチによる授業分析についてまとめる。また,今後が注目されている質的アプローチによる授業分析法について展望と課題を解説する。 
15教育工学の展望と課題2
 前回に引き続き,授業分析を通して獲得した知見や授業に対する見方・考え方から,教育工学における量的アプローチによる授業分析についてまとめる。また,今後が注目されている質的アプローチによる授業分析法について展望と課題を解説する。 
 
テキスト・参考書 テキスト類・参考文献は随時紹介する。また,授業プリントを話題提供者と授業担当者で準備する。 
自学自習についての情報 授業分析の作業が,各自の進度や分量によって,授業時間中に終わらず,自学自習になる可能性がある。 
授業の形式 講義と演習 
アクティブラーニングに関する情報 レポート発表を行う。
グループ討論を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業中に定める課題についてのレポート(毎回)と,授業の内容に関する課題のテストまたはレポートにより行う。
平常点(出席状況・授業態度など)を重視する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 実習は,ノートパソコンがあれば持参することが望ましい。 
担当講師についての情報(実務経験) 滋賀県公立中学校教員(技術・家庭)1979〜1997
滋賀県総合教育センター研究員(滋賀県教育委員会)1997