科目情報
科目名 情報機器操作法 
担当教員 佐々木 真理 
クラス b 
授業の概要 教育専門職として必要な情報機器の操作について,教育実践における授業・学校管理・学校事務などに役立てる,基礎的な方法や技術を習得する。コンピュータなど情報機器を用いた授業の設計・実践・改善や学校管理・学校事務について,コンピュータおよび周辺機器やインターネットの利用について演習する。具体的には,Microsoft社製Excelを用いた表作成・成績処理・事務処理.デジタルカメラ・イメージスキャナなど周辺機器を用いた画像の取込みと構成・修正,インターネットの活用などについて演習する。また,Microsoft社製PowerPointを用いた電子スライド教材・電子アニメーション教材の制作とそれらを用いたマイクロティーチング法による模擬授業を演習する。さらに,小学校からのプログラミング教育に備えてScratchによるVisualプログラミングとMicro:bitによるプログラミング制御を学ぶ。コンピュータ(情報処理センター)を使用した演習。情報処理センターの導入講習会受講が修了していることを前提条件とする。 
授業の到達目標 教育専門職として必要な情報機器の操作について,教育実践における授業・学校管理・学校事務などに役立てる,基礎的な方法や技術を習得する。 
授業計画
内容
1オリエンテーション
 オリエンテーションでは,授業の概要と授業計画を提示し,授業の具体的イメージを受講生が共有できるようにする。次に,コンピュータ・Windowsオペレーティングシステムの基本操作および,Microsoft社製Officeシリーズソフトウェア群の共通操作について学ぶ。 
2表計算ソフトウェアの操作法1
 Microsoft社製Excelを用いた,表作成について学ぶ。
 ・基本操作 ・公文書作成 ・表作成 
3表計算ソフトウェアの操作法2
Microsoft社製Excelを用いた,表作成について学ぶ。
 ・成績処理 ・判別関数(IF関数) 
4表計算ソフトウェアの操作法3
Microsoft社製Excelを用いた,表作成について学ぶ。
 ・参照関数(LOOKUP関数) 
5表計算ソフトウェアの操作法4
 Microsoft社製Excelを用いた,表作成について学ぶ。
 ・設定したテーマによる作品の発表/交流
 ・数式の挿入 ・関数の挿入 ・表の印刷 
6インターネットの教育利用1
 インターネット上にある教育用コンテンツの利用について,検索エンジンを用いた教育用コンテンツ・Webページの検索を行う。また,教育用コンテンツ・Webページの学校での利用について検討・評価を行う。 
7インターネットの教育利用2
 インターネット上にある教育用コンテンツ・Webページを用いて,マイクロティーチング(模擬授業・5分間)を行う。 
8プレゼンテーションソフトウェアの操作1
 プレゼンテーションソフトウェアMicrosoft社製PowerPointの操作技法を学ぶ。
 ・基本操作 ・文章の挿入 ・画像の挿入
 ・文字のデザイン ・スライドの配色/デザイン など ・スライドの印刷 
9プレゼンテーションソフトウェアの操作2
 プレゼンテーションソフトウェアMicrosoft社製PowerPointの操作技法を学ぶ。
 ・アニメーション ・スライドの切替効果 
10教材制作
 制作する電子スライド教材のテーマを設定する。次に,制作する電子スライド教材の素材として,インターネット上にある教材用コンテンツ・Webページを,検索エンジンを用いて検索を行う。 
11マイクロティーチング(模擬授業)の実施
 引き続き,制作した電子スライド教材を用いて,マイクロティーチング(模擬授業・5分間)を行う。 
12プログラミング教育1    プログラミングの授業設計
 プログラミング教育の目的と現状を学ぶ。
 小学校から始まるプログラミング教育にふさわしいいろいろなプログラム言語と学習ツール。 
13プログラミング教育2    ScratchによるVisualプログラミング
 Scratchを用いたスクリーン上の簡単なプログラミングの操作・指導を体験する。
 教科における利用(算数・英語・音楽・図工など)を検討する。 
14プログラミング教育3    Micro:bitによるプログラミング制御
 Micro:bitを用いた簡単な電子ボードのプログラミング制御の操作・指導を体験する。
 教科における利用(理科・音楽・図工など)を検討する。 
15まとめと評価 −テストまたはレポート−
 テストまたはレポートを実施する。 
 
テキスト・参考書 テキスト類・参考文献は随時紹介する。また,授業プリントを授業担当者で準備する。 
自学自習についての情報 授業中に宿題として課題を課す 
授業の形式 情報処理センターにおける演習が中心。 
アクティブラーニングに関する情報 模擬授業を行う。
グループ討論を行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 設定したテーマの作品,授業中に定める課題についてのレポート(毎回)と,授業の内容に関する課題のテストまたはレポートにより行う。出席状況や授業態度を加味した,平常点を重視する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 情報機器操作法aと情報機器操作法bは同一の内容であるので重複して履修しないこと。 
担当講師についての情報(実務経験) 滋賀県公立中学校教員(技術・家庭)1979〜1997
滋賀県総合教育センター研究員(滋賀県教育委員会)1997