科目情報
科目名 教育心理学基礎講読 
クラス − 
授業の概要 教育心理学に関する本を輪読する。各章の数節づつを順番に分担して、毎回2, 3人が要約のレジュメを作成し、印刷して全員に配り、口頭発表して、全員で検討、考察、論述する。毎回、教員がコメントをするとともに、
資料の配付や関連するビデオの視聴も行う。 
授業の到達目標 教育および子どもの発達に関する和書を講読し、教育心理学・発達心理学の基礎的知識や概念、考え方、方法などを学ぶと同時に、レジュメの作成、口頭発表、議論と考察などを通じて、今後専門を学んでいく上での基礎力を固める。 
授業計画
内容
1オリエンテーションおよび章の分担
レジメの作成の仕方と発表の仕方について解説する。
 
21章 生徒の生活・世界、教師の生活・世界(1)−学校と社会の現状  担当者の口頭発表 
31章 生徒の生活・世界 教師の生活・世界(2)−生徒の生活、教師の生活 担当者の口頭発表 
42章 発達(1) 発達とは何か、発達と教育との関わり 担当者の口頭発表 
52章 発達(2) 発達のプロセス、障害のある生徒の発達 担当者の口頭発表 
63章 学習(1) 学習の基礎過程、教科の学習 担当者の口頭発表 
73章 学習(2) 学習と動機づけ、学力形成 担当者の口頭発表 
84章 教育指導(1) 学習指導、授業づくり 担当者の口頭発表 
94章 教育指導(2) 授業づくり(続き)、総合学習 担当者の口頭発表 
104章 教育指導(3) 道徳、障害のある生徒の発達 担当者の口頭発表 
115章 教育評価(1) 教育評価とは、授業における評価 担当者の口頭発表 
125章 教育評価(2) 進路指導(キャリア教育と評価)、学校評価と教員評価 担当者の口頭発表 
136章 生徒指導(1) 生徒指導、学級づくり、生徒理解の原理と方法、心理アセスメント 担当者の口頭発表 
146章 生徒指導(2) 問題行動、キャリア教育、障害のある子どもへの生徒指導 担当者の口頭発表 
157章 教師として生きる 教師になるための学び、教師の悩みと成長、教師集団の中での教師の成長、学校づくりの課題 担当者の口頭発表 
全体まとめ−教員による解説 
 
テキスト・参考書 心理科学研究会(編)『中学・高校教師になるための教育心理学(第4版)』 有斐閣 
自学自習についての情報 テキストをあらかじめ精読すること。
担当者は、わかりやすいレジュメを作成し、口頭発表の準備をすること。
毎回、理論と実践とふまえた問いを自分の中で予め立てておくことが望ましい。 
授業の形式 口頭発表者は、自分なりのコメントや問いかけを行い、考察を促すようにする。 
アクティブラーニングに関する情報 全員がプレゼンテーションを経験するようにする。適宜、ペアワークないしグループワークを取り入れるようにする。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加状況、プレゼンテーションと論述でのまとめ、レポートによる総合的評価をする。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講生の皆さんが主体となり、分かりやすくプレゼンしてもらうよう、指導と支援に留意する。使用する教科書のタイトルに「中学・高校教師になるための」という表記があるが、内容は児童期からの発達や学習について論じている。
学習指導要領の改訂や教育施策の最新動向を反映させた教科書であり、小中連携教育や中学校・高校の教員免許取得を希望する学生の皆さんにとっても有益な示唆を与えてくれる。 
担当講師についての情報(実務経験)