科目情報
科目名 西洋教育史 
クラス − 
授業の概要 日本の教育制度や実践に大きな影響を与えている、欧米諸国の教育(思想)について概観する。 
授業の到達目標 1.西洋における教育の歴史について、主要な思想を中心としながら、その基本的な知識を習得する。
2.西洋教育の歴史を踏まえながら、それに影響されてきた現代日本の教育の可能性と限界を省みるちからを身につける。 
授業計画
内容
1ガイダンス  
2西洋教育思想史? 古代ギリシャの知 
3文献購読? アリストテレスの徳論 
4フリーディスカッション? 優れた人とはどのような人か 
5西洋教育思想史A キリスト教と教育 
6文献購読A コメニウスの書物論 
7フリーディスカッションA 人間の育ちと書物 
8中間まとめ(講義) 西洋教育思想の基層とは 
9中間まとめ(演習) 西洋教育思想を学ぶ意義 
10西洋教育思想史B 近代教育思想  
11文献購読B ルソーにおける自然と子ども 
12フリーディスカッションB 本当にルソーでいいのか? 
13西洋教育思想史C 近代教育思想批判 
14文献購読C フーコーの規律訓練論 
15フリーディスカッションC 近代教育批判を超えて 
 
テキスト・参考書 テキスト:藤井千春編著『西洋教育思想』(ミネルヴァ書房、2016)
 *参考書は授業内で適宜紹介する。 
自学自習についての情報 高校までの世界史や公民の内容について、復習しておくことをおススメします。
理解度や面白さが変わってきます。 
授業の形式 講義形式 
アクティブラーニングに関する情報 講義、文献購読、フリーディスカッションの3つを織り込む。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) リアクションペーパー:20%(授業内容のまとめと感想について毎回提出してもらい、理解度をみる)
中間課題:20%
期末レポート:60%(テーマや注意点については、初回授業で説明する) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 授業アンケートによれば、教育の思想史を素材としたディスカッションは、満足度も高く、授業の理解を促進する効果があるため、積極的に組み込んでいきたいと思っています。
 
担当講師についての情報(実務経験) 担当講師は日本の教育と教育学の歴史的研究を専門としているが、本学附属学校教員と連携した初等・中等教育の授業づくりやカリキュラム開発などの実績も持っている。また学外の民間教育研究団体等において、小中高特別支援学校の教員や発達援助職の実践者とともに、子ども理解や授業研究などの実践的研究も手掛けている。本授業ではそこで得た知見等も適宜織り込みながら、ペダゴジックな教育学の基礎を提供したい。