科目情報
科目名 障害児生理・病理臨床IA 
クラス − 
授業の概要 発達障害のある小学生の小集団のグループ活動を通して、子どもたちの遊びや社会性の発達を援助する。活動ごとに、担当する子どもの行動や発言を観察・記録しレポートを提出する。
京都教育大学附属総合教育臨床センター特別支援教育臨床実践拠点(F棟プレイルーム)で行う。
4回のプログラムは5〜7月、原則隔週水曜日、15時〜18時に行う予定である。
大学院の演習科目「発達障害臨床実習IA」(相澤先生担当)と合同の授業である。
 
授業の到達目標 自閉スペクトラム症など発達障害のある小学生と継続的に関わることにより、子どもと関わる際の方法や配慮点など臨床的実践的な力を身につける。 
授業計画
内容
1オリエンテーション:授業概要の説明、実施計画の確認と担当者決定、参加者(発達障害のある小学生8名程度)の確認 
2プログラム1(1):プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「自己紹介」「傘袋ロケット作成」 
3プログラム1(2):グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当
 
4プログラム1(3):活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認 
5プログラム2(1)プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「シャボン玉づくり」 
6プログラム2(2)グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当
 
7プログラム2(3)活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認 
8プログラム3(1)プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「クッキング(簡単ピザ)」 
9プログラム3(2)グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当
 
10プログラム3(3)活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認 
11プログラム4(1)プログラム作成と準備(教材作成、プレイルーム設置)
過去の例「七夕まつり・ゲーム大会」 
12プログラム4(2)グループ活動の実施
進行係、子ども担当係、保護者担当
 
13プログラム4(3)活動の事後指導
活動報告と反省、次回への課題、次回プログラムの確認 
14事後指導(1):保護者との連携 
15事後指導(2):参加する子どもの変化、学生の感想等を共有する 
 
テキスト・参考書 テキストは使用しない
プログラムは、大学院生が主に計画し、学部生は院生とともに子どもと関わる。 
自学自習についての情報 発達障害児の行動特徴や対応方法について書籍をとおして理解しておく 
授業の形式 子どもとのグループ活動 
アクティブラーニングに関する情報 実際に、発達に課題のある子どもたちとの臨床活動を通して、支援の在り方や配慮点を自ら考え行動し、修正する過程を学び取る。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) カンファレンス・活動への参加態度、レポートを総合的に評価する 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 2020年度の実施日時は、決まり次第掲示するので注意しておくこと
障害児生理・病理臨床IA(前期),IB(後期)を継続して受講し、参加する子どもの変化・成長をとらえることが望ましい。 
担当講師についての情報(実務経験) 本学センターにおいて、学生と共に発達障害児へのソーシャルスキルトレーニングプログラム開発と実施の経験あり。