科目情報
科目名 国語科教育特講C 
クラス − 
授業の概要 小学校・中学校説明的文章教材の戦後の実践史について講じる。その中で戦後の説明的文章実践において得られた成果、発生した問題、構造の変化について検討を進め、説明的文章実践の現状を再検討を行う。さらに教科書教材を用いて、小学校・中学校説明的文章教材、高校論説教材の分析を行う。 
授業の到達目標 説明的文章実践に関する歴史的考察の方法を身につける。また歴史的考察の成果を生かして、説明的文章実践の現状を分析し、成果と問題点を明確にする。 
授業計画
内容
1本授業に関するオリエンテーション。使用教材(戦後教材を中心とする)や文献、授業の進行方法などについても説明する。 
2小学校説明的文章教材の使用に関する歴史的な変化・変遷の実践史的な検討(1)。授業者による講義、及び受講生による討議。 
3小学校説明的文章教材の使用に関する歴史的な変化・変遷の実践史的な検討(2)。授業者による講義、及び受講生による討議。 
4小学校説明的文章教材の使用に関する歴史的な変化・変遷の実践史的な検討(3)。授業者による講義、及び受講生による討議。 
5小学校説明的文章実践に関する指導方法論の蓄積及び拡散に関する検討(1)。授業者による講義、及び受講生による討議。 
6小学校説明的文章教材「どうぶつの赤ちゃん」「たんぽぽのちえ」の分析に関する示範演習。授業者による分析例の解説。受講生による討議。 
7小学校低学年説明的文章教材「ビーバーの大工事」の分析に関する演習。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
8小学校中学年説明的文章教材「もうどう犬の訓練」の分析に関する演習。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
9小学校高学年説明的文章教材「動物の体と気候」の分析に関する演習。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
10中学校説明的文章教材「言葉がつなぐ世界遺産」の分析に関する演習。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
11中学校説明的文章教材「オオカミを見る目」の分析に関する演習。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
12高校論説教材「水の東西」の分析に関する演習。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
13高校論説教材「デザインのデザイン」の分析に関する演習(1)。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
14高校論説教材「デザインのデザイン」の分析に関する演習(2)。音読班による音読発表。あらすじ班によるあらすじの整理・発表。表現分析班による分析結果の発表。グループ別討議。全体討議。授業者による補説、総括。 
15授業全般に関する総括。 
 
テキスト・参考書 授業において使用する教材等はプリントして配布する。事前に熟読・分析しておくことが必要である。また歴史的な文献についても必要なプリントを配布すると共に、基本文献に関する情報を説明する。 
自学自習についての情報 配布した説明的文章教材について、自分で読み込んでおくこと。既読を前提に授業を進める。 
授業の形式 前半は、講義中心であるが、後半は、受講生による教材の分析・発表他の分担発表、討議が中心。受講生の人数によって形式を変更することがある。 
アクティブラーニングに関する情報 「特講」という授業の性格上、基本は講義が中心である。論点、中心課題についてはグループ討議を導入する。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 個人の討議参加(30%)、グループ討議(20%)、レポート(50%)。発言・討議不参加の場合は出席とは認めない)。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講生の数などにより授業の方法・授業内容(取り上げる教材など)に変更がある場合がある。 
担当講師についての情報(実務経験)