科目名 |
哲学概論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
この授業では、哲学が伝統的に論じてきた代表的なトピックのいくつかを紹介する。さまざまなトピックを扱う際に、この授業では、とくに科学に対する哲学の独自性を問題にする。たとえば、現代の科学はさまざまな知識を我々に与えてくれるが、では哲学はどこまで「科学化」するべきなのだろうか。これは哲学者たちの間でも意見の分かれる問題である。この問題意識を軸にしながら、具体的な哲学の諸問題を通して、哲学的に考える力を養ってもらいたい。 |
授業の到達目標 |
教科書を正確に読解し、それを踏まえて自分自身の意見を持ち、それを他者に伝える力を身につける。 哲学の代表的な問題を理解し、また、哲学的に考える力を養う。 将来、教員として直面する問題に対して、多角的な見方や考え方ができるようになる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | この授業について:パスカルとヒュームの言葉から |
2 | この人生に何の意味があるのか? |
3 | 主観と客観 |
4 | 科学とは何か? |
5 | 科学への批判 |
6 | グループワーク(1) |
7 | 論理とは何か?:演繹・帰納・アブダクションという三つの推論形式 |
8 | 存在と認識:世界には何があるのか、それをどうやって知るのか? |
9 | 中間レポート作成にむけて |
10 | 意味とは何か? |
11 | 科学、魔術、芸術 |
12 | 進化と道徳 |
13 | グループワーク(2) |
14 | 期末レポート作成にむけて |
15 | 予備日、まとめ |
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テキスト・参考書 |
サミール・オカーシャ『科学哲学』、岩波書店、2008年。 その他のテキストや参考書については購入の必要はない。授業の中で指示や紹介をする。 |
自学自習についての情報 |
事前に指示されたテキストを読んで来ること。それについて簡単な課題を課すことがある。 |
授業の形式 |
講義と演習(グループディスカッションなどを含む)形式 |
アクティブラーニングに関する情報 |
ディスカッション、グループワーク |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
中間レポート(30%) コメントペーパー、ホームワークなどの授業内での取り組み(30%) 期末レポート(40%) |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
授業計画は履修者の実習を考慮し、また履修者の習熟度に応じて、同意を得た上で変更することがあります。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
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