科目情報
科目名 英語文学基礎講読II 
クラス − 
授業の概要 英国現代女性作家の屈指の作家であるSusan Hill"The Woman in Black"を読み上げる。第一級のゴースト・ストーリーで映画化もされ話題を呼んだが、小説技法の上からも興味深い作品である。また、英国では大学受験認定資格の課題図書にも入るなど、文学作品の原書講読には最適のテキストと言える。毎回1章をずつ取りあげ、各グループにおいてレポーターが概要を紹介し、その章のテーマについて議論することで内容への理解を深める。 
授業の到達目標 1)物語の世界をイメージできている。
2)物語の背景となるイギリスの文化や生活について知識をもっている。
3)物語で用いられている技法やその効果について理解している。 
授業計画
内容
1ガイダンス(授業の進め方、スーザン・ヒルと作品の紹介、グループ分けなど) 
2ch.1 Christmas Eve (登場人物、物語の設定) 
3ch.2 A London Particular (時代指標) 
4ch.3 The Journey North(舞台設定) 
5ch.4 The Funeral of Mrs Drablow (ゴシック的恐怖) 
6ch.5 Across the Causeway(霧のシンボル) 
7振り返り:物語の展開を確認し、作品のテーマについて議論する。 
8ch.6 The sound of a Pony and Trap(サスペンス) 
9ch.7 Mr Jerome is Afraid (ミステリー) 
10ch.8 Spider(日常性と非日常性) 
11ch.9 In the Nursery(クライマックス) 
12ch.10 Whistle and I'll Come to You(不安) 
13ch.11 A Packet of Letters(謎解き) 
14ch. 12 The Woman in Black(開かれた結末) 
15映画鑑賞 
 
テキスト・参考書 Susan Hill, "The Woman in Black"
テクストは全員が同一の版を使う必要があるので、生協に一括して注文します。使用予定のテキストは、
? ペーパーバック : 176ページ
? ISBN-13 : 978-0307950215
? ISBN-10 : 0307950212
? 出版社 : Vintage (2011/10/18)
*価格は1500円程度
 
自学自習についての情報 1)毎回の授業の準備はすべてノートにまとめ、最終レポートに備える。
2)予習には英英辞典を用いる。
3)レポーターにあたっていない場合にも、質問を準備しグループに貢献する。 
授業の形式 授業は4〜5人からなるグループで、レポーターの発表を中心に展開する。授業の終わりに全体のまとめを行う予定。
(コロナ感染予防のためグループでの議論を避ける必要がある場合は授業方法を変更する可能性がある。) 
アクティブラーニングに関する情報 授業の中間点にあたる7回目にテーマを設定して、グループ・ディスカッションを行う。
(コロナ感染の状況によっては中間レポートの提出に変える可能性がある。) 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 中間レポートまたは試験(40%)と小論文(60%)によって評価する。
(オンライン授業になった場合はポートフォリオおよび小論によって評価する予定)
 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし 
担当講師についての情報(実務経験)