科目名 |
英語文学研究A |
クラス |
b |
授業の概要 |
イギリス小説で卒業論文を作成する予定の学生のために、文学作品の読み方や論文の基本的な書き方の指導を行う。 文学作品の読み方を学ぶために、基礎的な文学理論の文献を読む。それと平行して、英米の様々な作品のリストから受講生が興味のある題材を選び、具体的な作品論を授業で発表してもらう。作品の読み方のみならず、理論や批評の読み方についても、受講生の興味に応じて具体的に選定し、指導していく。 |
授業の到達目標 |
文学作品(小説)の読み方を学び、基礎的な文学理論を理解する。 卒業論文を作成するに当たって、受講生各自が自分の問題意識を把握し、卒論の方向性を明らかにすることを目指す。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | イントロダクション:文学作品を読むということ |
2 | 文学理論とは何か |
3 | 19世紀の文学批評 |
4 | New Criticism |
5 | ディスカッション@ 文学理論と作品の関係 |
6 | 精神分析批評 |
7 | 原型批評 |
8 | 構造主義批評 |
9 | ディスカッションA 現代の作家たち |
10 | 歴史主義批評 |
11 | フェミニズム批評 |
12 | 新歴史主義批評 |
13 | ディスカッションB 受講生からの発題 |
14 | ポスト構造主義から現在まで |
15 | 授業のまとめとディスカッション |
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テキスト・参考書 |
文学理論については、適宜プリントを配布する。それ以外の参考文献などは、個別に指導する。 |
自学自習についての情報 |
授業の最初に代表的な英語で書かれた文学作品のリストを配布するので、その中から作品をいくつか選び、リーディングレポートを作成する。 文学批評についても、紹介された文献をリサーチし、興味の幅を広げていくこと。 |
授業の形式 |
講義と演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
卒論を書くための授業であるので、受講生は自身の興味にしたがってリサーチを進め、全体で共有する。また、読書リストの中から自分の興味に応じた作品を選んで読み、リーディングレポートを作成する。授業内では毎回受講生が発表し、それに基づいたディスカッションを行うため、卒論のための目的意識を持ってリサーチを進める。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への参加、発表内容(50%)と、リーディングレポート(50%)で総合的に評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
専門として英文学を深く読み込むクラスであるので、かなりの量の英文を読むことが求められる。受講生の積極的な授業への参加を期待する。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
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