| 科目名 |
地球史概説 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
地球は，誕生以来どのようなプロセスを経て現在に至ったのか？地球に起こった出来事を過去から遡り時間軸に沿って見ていく。特に，地球上の生物の進化と絶滅，生物が生活の場としている地球環境の変遷についても触れ，固体地球の変化と古生物相の進化のかかわりを中心に解説する。 |
| 授業の到達目標 |
地球史46億年の中で私たちが生活している現在は，その長い時間経過の一部である。地球上には多種多様な自然環境が存在しており，そこに生活する様々な生物がいる。私たちもその長い地球史の中から発生し進化してきた生物である。地球上に生活する生物は，少なくとも40億年の歴史を持っている。このように考えると，現在の自然環境を理解するためには，それが持つ歴史性を十分に理解することが不可欠といえる。本講義では，移りかわる地球環境とそこに生きた生物相の変化（進化）を中心に学ぶことができるとともに，私たち人間が地球上に生きていることの意味を考える基礎について学ぶことができる。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | 授業の概要・自然を正しく認識することの重要性 |
| 2 | 宇宙と地球の誕生 |
| 3 | 大気と海洋の起源 |
| 4 | 化石が示すもの |
| 5 | 生命の発生・酸素の形成 |
| 6 | 脊椎動物の進化 |
| 7 | 海から陸への変化 |
| 8 | 両生類と爬虫類の繁栄 |
| 9 | 中生代の生物進化 |
| 10 | 大量絶滅 |
| 11 | 中生代以降の地殻変動 |
| 12 | 哺乳類の時代 |
| 13 | 人類の進化・氷河時代 |
| 14 | 人間活動と環境変化 |
| 15 | まとめ |
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| テキスト・参考書 |
適宜プリントを配布する。参考資料としては，「視覚でとらえるフォトサイエンス 地学図録」（数研出版）を活用する。
その他の資料は授業内で随時紹介する。 |
| 自学自習についての情報 |
日常的に自然環境に興味を持ち，自然がもつ歴史性に関心を傾けることが重要である。学習した内容については必ず自分自身でまとめ，分からないことについては自身で調べることも必要である。 |
| 授業の形式 |
講義形式で行なう。 |
| アクティブラーニングに関する情報 |
授業の進み具合に合わせて地学的な試料（化石や岩石）を使い討論する機会を設ける。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
出席状況や授業に取り組む態度（10％）および15回の中で実施する小テスト（30％）ならびに最終試験（60％）により総合的に評価する。 |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
講義の中で関連する課題の提出を求めることがある。アンケート結果より，授業の進行が速いことと，やや難しい内容を含むことがあげられていることから，その点を改善する予定である。 |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
小中高等学校における特別授業などを実施しているが，そうした中で子どもたちにとってどのような内容が重要であるか，教壇に立つものが修得していなければならない知識・内容はどのようなことであるかは理解しており，それらについて十分に理解ができるように授業を進める。また，可能なかぎり実物標本を観察する形で実感を伴った授業形式で進めることとしている。 |