科目情報

科目名 教育史特論  クラス −  授業の概要 日本の教師たちが積み重ねてきた教育実践や思想を検討する。  授業の到達目標 日本の学校教育の歴史的特質についての知見を得る。 日本の教師の教育実践についての基礎的な知見を得る。  授業計画 回 内容 1 ガイダンス  2 日本の教育実践史�@　大正自由教育とはなにか  3 日本の教師のしごと?　文献講読：野村芳兵衛論  4 フリーディスカッション?　教育実践の宗教性  5 日本の教育実践史�A　戦後教育改革の諸相  6 日本の教師のしごと�A　文献講読：無着成恭論  7 フリーディスカッション�A　生活綴方の魅力  8 中間まとめ  9 日本の教育実践史�B　戦後政治と教師  10 日本の教師のしごと�B　文献講読：生活指導論  11 フリーディスカッション�B　生活指導再考  12 日本の教育実践史�C　「子どもをつかむ」というスローガン  13 日本の教師のしごと�C　文献講読：「ケア」としての教育  14 フリーディスカッション�D　教育にとって「ケア」とはなにか  15 まとめ    テキスト・参考書 テキスト: 片桐芳雄・木村元編著『教育から見る日本の社会と歴史（第2版）』八千代出版、2017  自学自習についての情報 指定したテキストは必ず読んで、疑問点を明確にしておくこと。 疑問点を携えて受講する方が、授業は断然面白くなります。  授業の形式 講義、文献購読、フリーディスカッションの3つを織り込む。  アクティブラーニングに関する情報 授業では、必要に応じてディスカッションの機会を設ける。  評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） リアクションペーパー：20％（授業内容のまとめと感想について毎回提出してもらい、理解度をみる） 中間課題：20％ 期末レポート：60％（テーマや注意点については、初回授業で説明する）  その他（授業アンケートへのコメント含む） 日本の教育教育実践に関する基礎教養を提供することを目標にしています。 授業アンケートやミニレポートからは、講義内容に関するディスカッションなどを行った方が満足度も高く、また学習した知識も定着しやすい傾向がうかがわれるため、積極的に組み込んでいきたいと思います。 退屈な通史的概説にならないよう、要所要所で最新の（論争的な）研究成果も盛り込んでいきます。  担当講師についての情報（実務経験） 担当講師は日本の教育と教育学の歴史的研究を専門としているが、本学附属学校教員と連携した初等・中等教育の授業づくりやカリキュラム開発などの実績も持っている。また学外の民間教育研究団体等において、小中高特別支援学校の教員や発達援助職の実践者とともに、子ども理解や授業研究などの実践的研究も手掛けている。本授業ではそこで得た知見等も適宜織り込みながら、ペダゴジックな教育学の基礎を提供したい。