科目情報
科目名 幼児心理学特論 
クラス − 
授業の概要 「保育学」と「発達心理学」の”あいだ”、「実践者」と「研究者」の”あいだ”をテーマに、関連する国内外の文献を購読し、輪番で報告・討議する。領域の"あいだ”に立つ研究について様々な研究者や実践者の考えを知り、構築的な議論をすることを目指す。なお、授業内容は、受講生のニーズに応じて決める。そのため、下記の授業計画は予定であり変更する可能性もある。 
授業の到達目標 1. 子どもの発達と保育実践に関する研究の動向をつかむ
2. 子どもの発達と保育実践に関する研究の様々な方法論について知る 
授業計画
内容
1オリエンテーション:受講生の興味・関心を共有する 
2「保育」と「発達心理学」の”あいだ”に立つ研究(1)「関係論」的分析 
3「保育」と「発達心理学」の”あいだ”に立つ研究(2)「関係発達論」前半 
4「保育」と「発達心理学」の”あいだ”に立つ研究(3)「関係発達論」後半 
5「保育」と「発達心理学」の”あいだ”に立つ研究(4)「保育的発達論」後半 
6「保育」と「発達心理学」の”あいだ”に立つ研究(5)「保育的発達論」後半 
7「実践者」と「研究者」の”あいだ” に立つ研究(1)「私のなかのその子」とかかわり方 
8「実践者」と「研究者」の”あいだ” に立つ研究(2)実践的課題と研究的課題 
9研究関心に沿って論文を集める:文献リストの発表,購読する論文の決定 
10研究関心に沿って論文を読む(1):受講生による報告・討議(『発達心理学研究』など) 
11研究関心に沿って論文を読む(2):受講生による報告・討議(『保育学研究』など) 
12研究関心に沿って論文を読む(3):受講生による報告・討議(『乳幼児教育学研究』など) 
13研究関心に沿って論文を読む(4):受講生による報告・討議(『質的心理学研究』など) 
14学びのふり返り:研究関心を深める 
15これからの子ども・保育研究に向けて 
 
テキスト・参考書 <参考文献>
刑部 育子, 「ちょっと気になる子ども」の集団への参加過程に関する関係論的分析, 発達心理学研究, 1998, 9 巻, 1 号, p. 1-11
大倉得史『育てる者への発達心理学―関係発達論入門』2011, ナカニシヤ出版
川田学『保育的発達論のはじまり:個人を尊重しつつ、「つながり」を育むいとなみへ』2019, ひとなる書房
保育学・発達心理学関係の学会誌論文(『保育学研究』『発達心理学研究』『乳幼児教育研究』など) 
自学自習についての情報 授業で取り上げる文献は,事前に読み込み,内容を理解した上で,授業に参加すること。
授業では,活発な議論を期待する。 
授業の形式 発表・討論を中心とした演習方式  
アクティブラーニングに関する情報 受講生それぞれの研究関心に沿って、発表・討議を進める 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への取り組み(40%)、発表内容(30%)、レポート(30%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 受講生の研究関心に沿った内容とする 
担当講師についての情報(実務経験) 授業や内容についての質問・連絡は,下記にお願いします。
sakiko.yorita@gmail.com