科目名 |
絵画特論 |
クラス |
− |
授業の概要 |
「絵画」はモノと作業の集積物としての構造を持つ。この授業では、さまざまな角度から「絵−美術」を考えていくとともに、受講者はそれぞれ選んだ作品について、その分析研究を行い、発表・討議する。 |
授業の到達目標 |
絵画における「美」の発動を、「みる」ことを通じた今・ここでの現象としてとらえるとともに、各自の制作との関連を考えそのことを、言語化することで自身の大学院における研究テーマを明確にする。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | 導入:絵と言葉 |
2 | 絵画について考える(1)構造 |
3 | 絵画について考える(2)モノ−色・かたち |
4 | 絵画について考える(3)モノ−テールベルト |
5 | 絵画について考える(4)モノ−のり |
6 | 絵画について考える(5)作業−時間 |
7 | 絵画について考える(6)みること−現象 |
8 | 絵画について考える(7)みること−遠近法 |
9 | 絵画について考える(8)みること−ヴェネチア派 |
10 | 事例研究:発表およびディスカッション(1)線・色彩 |
11 | 事例研究:発表およびディスカッション(2)行為 |
12 | 事例研究:発表およびディスカッション(3)断片 |
13 | 絵画について考える(9)表象−記憶 |
14 | 絵画について考える(10)流動性 |
15 | まとめ:研究に向けて |
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テキスト・参考書 |
テキストは使用しない。内容に関する資料が必要な場合は配付する。 参考書はそれぞれの研究に応じて随時紹介する。 |
自学自習についての情報 |
受講者ひとりひとりが独立した研究者であることを前提とする。時間を見つけて自身の研究を深めること。 |
授業の形式 |
講義・演習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
自らが研究者であることを強く意識して授業に参加してほしい。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業への積極的参加、口頭発表・レポート等を勘案する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
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担当講師についての情報(実務経験) |
担当講師は、美術作品を継続して発表するとともに、中学校・高等学校等での美術科を担当した経験を持つ。本学美術科を定年退職後、非常勤講師として勤務している。 |