科目情報
科目名 数学 
クラス − 
授業の概要 数学とその応用について述べる 
授業の到達目標 数学の応用例と、そこに現れる数学について知り、理解し、味わう。 
授業計画 受講生に合わせて対応することを基本とする.
下の「内容」は下限であり、受講生の理解度に合わせ、次のような事項も扱いたいと考えている。

・日常生活の中で現れる、様々な制限と利益の極大化
・制限が線形不等式で与えられている場合
・線形計画法
・線形計画法とゲーム理論
内容
1予備知識の確認と復習 
2日常生活の中で現れる様々な不確実性と、結果が自己の行為だけでなく、未来の出来事に依存する決定を、現在しなければならないような例

 
3自己の行為と未来の出来事に依存する決定を現在しなければならない場合の、意思決定の判断材料としての確率 
4確率 
5確率の取り扱い 
6確率の基本法則 
7確率の様々な計算方法
 
8期待値 
9日常生活の中で現れる、自己の行為だけでなく、他者の行為にも結果が依存するような例
 
10自己の行為だけでなく、他者の行為にも結果が依存するような状況における意思決定の判断材料としてのゲーム理論 
11ゲーム理論 
12決定的なゲームと決定的でないゲーム 
13決定的でないゲームに対する戦略 
14決定的でないゲームの戦略と、確率、期待値 
15ゲーム理論に関する、いくつかの定理 
 
テキスト・参考書 テキスト
授業初回に指示する。

参考書
横山雅夫編著「線形計画法」放送大学教育振興会、
武藤 滋夫 (著)「ゲーム理論入門」、日経文庫
 
自学自習についての情報 各回の授業に先立って、教科書を、計算・思索用紙、あるいは計算・思索用のノートを手元に置いて読み、
少しでもわからない、あるいは釈然としない事柄があったら計算したり書いたして、
考えながら読んで、教科書の一文一文をすべて理解する努力をしてから、授業にのぞむこと。
その努力をしてもわからなかったところは、授業でどう説明されるか聞き、それでもわからなければ、質問する事。
また、すべての演習問題を解くこと。

大学設置基準第二十一条に

2 前項の単位数を定めるに当たつては、一単位の授業科目を四十五時間の学修を必要とする内容をもつて構成することを標準とし、授業の方法に応じ、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、次の基準により単位数を計算するものとする。


一 講義及び演習については、十五時間から三十時間までの範囲で大学が定める時間の授業をもつて一単位とする。

とあり、本学は上記一について十五時間と定めている。
1単位当た30時間(本授業科目は2単位なので60時間、すなわち1週間あたり4時間)の自己学習が前提とされていることを頭に置き、十分に自己学習する事。
 
授業の形式 講義を基本とする予定であるが、受講生に応じて対応する。
 
アクティブラーニングに関する情報 該当なし 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業案内の授業関係の3の試験により、素点をつける。
受講者が少数の場合は、素点を評点とする。
受講者が、事実上放棄したものを除いて21名以上の場合、次の方法により、素点から評点を決める。
なお、事実上放棄した者は、評価の対象としない。

1.素点が59点以下で、かつ、下位から4割以下の者は、素点を評点とする。
2.1に該当しないものを合格者とする。
3.合格者全員に順位をつける。同点の場合は、平均を順位とする。
  例えば、2位と3位が同点の場合、両者とも2.5位とする。
4.合格者の暫定評点を次の算式により計算する。
  暫定評点=(合格者数ー順位)/(合格者数ー1)×29+60(端数切捨て)
  (たとえば、合格者が30名の場合は、1位から順に89点、88点、87点、…となり、30位の者は60点になる。)
5.暫定評点が80点以上で、かつ、素点が90点以上の者については、素点を評点とする。
6.それ以外の者については、暫定評点を評点とする。
 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 授業中スマホを見たり扱ったりするこを禁止する。スマホは鞄の中にしまっておくこと。
授業中にスマホを表に出していた場合、欠席扱いにする場合がある。 
担当講師についての情報(実務経験) 担当者は、日々の研究において、本授業内容を含む数学を使っている、実務家である。