| 科目名 | 学校園における農園芸実習I | 
    
     | クラス | − | 
 | 授業の概要 | 本学の環境教育実践センター内の農場、温室において、作物、野菜、花卉を実際に4月から7月の前期の期間に栽培・収穫することにより、植物の生長に及ぼす環境要因の影響や植物栽培の知識・技能の基礎を学ぶとともに、植物を栽培する楽しみ、生命の不思議さ、農業の大切さや困難さを体験し、汗を流して勤労する喜びを理解する。また、有機物リサイクルシステムを用いて、作物残渣や生ゴミからの堆肥の作成やその利用による「食の循環」の意義を学ぶ。 | 
 | 授業の到達目標 | 1.植物を栽培・収穫する活動を通して、農業の意義やその教育力を実践を通して理解できるようになる。 2.環境要因の影響下で植物を栽培するための知識・技術の基礎を習得し、教員になった際に実践できるようになる。
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 | 授業計画 | 
   
    | 回 | 内容 |  | 1 | 環境センターの案内、ジャガイモの植えつけ |  | 2 | スイートコーンの栽培(畑の準備と播種)、トマトの接ぎ木と育苗 |  | 3 | ジャガイモの土寄せ作業、ピーナッツの播種、春植え球根の植え付け |  | 4 | イネの播種、アサガオの播種、キクの挿し木 |  | 5 | スイートコーンの管理(中耕・除草)、夏野菜(ナス、トマト)・サトイモの定植、イチゴの試食 |  | 6 | タマネギの管理・収穫、アサガオの鉢上げ、緑のカーテンの準備 |  | 7 | サツマイモの植え付け、ピーナッツの定植 |  | 8 | 田植え、ハボタンの播種、スイートコーンの除穂 |  | 9 | アサガオの定植・仕立て、秋植え球根の堀り上げ、キクの鉢上げ・定植 |  | 10 | イチゴの採苗、プリムラ・マラコイデスの播種 |  | 11 | ナス・トマト等の管理(誘引・芽かき)、サトイモの管理(中耕・土寄せ) |  | 12 | ジャガイモ収穫、ハボタン仮植え |  | 13 | スイートコーン収穫・試食、収穫残渣(有機物)のリサイクル処理 |  | 14 | 夏野菜(ナス・トマト等)の管理(整枝・剪定)・収穫 |  | 15 | 九条ネギの掘りあげ・乾燥、サトイモの管理(土寄せ) |  | 
 | テキスト・参考書 | 必要に応じて資料プリントを配布する。 「学校園の栽培便利帳」・日本農業教育学会 編・農山漁村文化協会・ISBN978-4-540-95079-7
 「学校園の観察実験便利帳」・日本農業教育学会 編・農山漁村文化協会・ISBN978-4-540-98056-5
 「応用植物科学栽培実習マニュアル」・森源治郎他 監・養賢堂・ISBN978-4-8425-0058-1
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 | 自学自習についての情報 | 講義の内容や実習中の説明を毎回フィールドノートにメモし、授業後にこれを参考に提出用の記録ノートを作成すること。 授業時間以外でも環境教育実践センターに足を運び、植物の生育を観察すること。
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 | 授業の形式 | 講義と実習(フィールドワーク) | 
 | アクティブラーニングに関する情報 | 授業時間の大半がフィールドワークである。 | 
 | 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) | 授業に12回以上出席した者を評価の対象にする。 実習への取り組み態度(40%)、提出用の記録ノート(30%)、期末課題レポート(30%)により評価する。
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 | その他(授業アンケートへのコメント含む) |  | 
 | 担当講師についての情報(実務経験) | 担当教員は公立の農業研究機関で勤務した経験があり、実際の農業生産がどのように行われているか紹介しながら実習活動を行う。 |