科目名 |
食環境教育論とその実践 |
クラス |
− |
授業の概要 |
環境教育という言葉が使われて久しいが、そもそも環境教育とは何か、環境教育が始まった背景と変遷から、その目的について説明する。次いで、環境教育の目的に沿った学習内容を体系化し、どのように授業実践していくか考える。授業後半では、食糧生産の歴史と現状について概説し、食環境を軸とした環境問題を取り上げるとともに、実際に小学生を対象とした農業体験講座に参与観察し、食環境教育の実践内容について議論する。 |
授業の到達目標 |
環境教育とはどのようなものか理解し、食環境教育を軸とした体験講座に参加することで、学校現場で食環境教育を実践できる能力を身に付けることができる。 |
授業計画 |
回 |
内容 |
1 | ガイダンス |
2 | 科学文明と環境教育 |
3 | 環境教育の体系化と実践 |
4 | 環境教育の統合的プログラム |
5 | 食糧生産のこれまでとこれから |
6 | 小学生対象の農業体験講座の概要説明 |
7 | 農業体験講座の参与観察(スイートコーンの播種) |
8 | 農業体験講座の参与観察(スイートコーンの管理とイネの播種) |
9 | 農業体験講座の参与観察(田植え作業) |
10 | 農業体験講座の参与観察(スイートコーン収穫) |
11 | 農業体験講座の参与観察(野菜の播種) |
12 | 農業体験講座の参与観察(野菜の収穫) |
13 | 農業体験講座に関するグループディスカッション |
14 | 今後の環境教育のあり方について |
15 | まとめ |
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テキスト・参考書 |
「環境教育学原論」・鈴木善次・東京大学出版会・ISBN978-4-13-060225-9 「教育農場の四季」・澤登早苗・コモンズ・ISBN4-86187-004-6 |
自学自習についての情報 |
既履修の「学校園における農園芸実習」や「農業実習」での学習内容をしっかり復習しておくこと。 |
授業の形式 |
講義と実習 |
アクティブラーニングに関する情報 |
環境教育実践センターでのフィールドワークとグループ・ディスカッションを行う。 |
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) |
授業に12回以上出席した者(農業体験講座に関する授業は必ず出席すること)を評価の対象とする。 授業への参加度・活動状況(50%)とレポート(50%)により評価する。 |
その他(授業アンケートへのコメント含む) |
履修は「学校園における農園芸実習TまたはU」又は「農業実習TまたはU」の単位修得者に限る。 |
担当講師についての情報(実務経験) |
担当教員は公立の農業研究機関で勤務した経験があり、近年の農業生産がどのように環境に配慮して行われているか紹介しながら講義と実習活動を行う。 |