科目情報
科目名 保育内容・健康の指導法 
クラス − 
授業の概要 幼稚園教育要領領域「健康」のねらいと内容及び内容の取扱いについて理解し,健康な心と体を育て,幼児が自ら健康で安全な生活を作り出す力を養うために必要な知識・技能を身に付けるための実践方法を知るとともに、乳幼児期の健康に関わる生活習慣や心身の発育・発達,運動発達の特徴を知り,その資質・能力を培うための保育の在り方を模索し,適切な指導方法を身に付ける。
 
授業の到達目標 幼稚園教育要領の領域「健康」のねらい,内容及び全体構造を理解し,指導案の作成,情報機器の活用,教材研究や模擬保育等を通して,その指導法を身に付けるとともに,幼稚園教育における評価の考え方や保育を改善する視点を身に付ける。さらに,領域「健康」と小学校の教科等とのつながりを理解し,現代的課題や保育実践の動向を知り,保育構想の向上に取り組むことができる。
 
授業計画
内容
1幼稚園教育要領における領域「健康」の全体像をつかむー幼稚園教育の基本と領域「健康」のねらい及び内容の理解ー
 
2基本的生活習慣の形成を支える援助ー食事,排泄,着脱衣,清潔の習慣形成を支える環境構成と援助ー
 
3健康管理と安全能力を育む援助ー健康指導,交通安全や避難訓練等の指導と安全能力を育む援助及び基本的生活習慣の確立と健康指導の実際ー
 
4幼児期運動指針より学ぶ(教材研究1)ー幼児期における運動の意義と運動遊びの実際(多様な動きの視点から)− 
5健康な心と体を育む保育の構想(計画立案・模擬保育1)ー幼児の動機付けや意欲などを配慮した健康指導の立案と模擬保育ー 
6健康な心と体を育む保育の実践(教材研究2)ー運動遊びの安全と安全指導の実際ー
 
7健康な心と体を育む保育の実践(計画立案・模擬保育2)ー幼児の動機付けや意欲などを配慮した安全指導の立案と模擬保育ー
 
8健康な心と体を育む模擬保育の実際ー多様な動きを引き出すことを意識して(教材研究3) 
9健康な心と体を育む保育の構想(教材研究4)ー運動遊びの実際(スポーツ庁DVDの視聴から)と多様な動きを引き出す援助
 
10健康な心と体を育む保育の実践(計画立案3)ー幼児の動機付けや意欲などを配慮した遊びとしての運動指導の在り方ー 
11健康な心と体を育む指導案の評価と改善1ー指導案作成(健康)と幼児理解の視点を基盤とした評価(振り返り)
 
12健康な心と体を育む模擬保育と評価と改善2ー模擬保育(健康)と幼児理解の視点を基盤とした評価(振り返り)
 
13健康な心と体を育む保育の構想(教材研究5)ー運動遊びの実際と発達に応じた心弾ませる援助ー 
14幼小接続の重要性と具体例ー保育者の専門性と発達のつながりを考慮した幼小接続ー 
15課題のある幼児に寄り添う保育者の専門性と領域「健康」のまとめ 
 
テキスト・参考書 "幼稚園教育要領及び幼稚園教育要領解説・小学校学習指導要領・幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説

その他,必要な資料は適宜授業中に配布する。" 
自学自習についての情報 幼稚園教育要領及び幼稚園教育要領解説の熟読及び次回授業に必要な課題(指導案や活動案)の作成
 
授業の形式 講義及び演習形式
 
アクティブラーニングに関する情報 グループディスカッションやグループワーク,模擬保育等を取り入れて授業をすすめる。
 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 授業への参加・貢献度(40%),課題・演習内容(40%),最終レポート(20%)
 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし  
担当講師についての情報(実務経験) 京都市立小学校10年,国公立幼稚園19年の現場での教員経験を経て,京都市教育委員会の幼稚園担当首席指導主事として,教員の研修,育成に関わる。多くの実践研究から幼児の発達や保育の実践事例を伝えることができる。