科目情報
科目名 教育方法学演習 
クラス − 
授業の概要 教材研究と授業づくりを行う。具体的には小学校算数科において難単元の一つと言われる単元「割合」を取り上げる予定。 
授業の到達目標 教材研究と授業づくりの手法について理解する。
教材研究と授業づくりを実際に行うことができる。 
授業計画
内容
1「オリエンテーション」
オリエンテーションとして、まず授業の全体概要と授業計画を紹介し、本授業の具体的イメージを受講生が持てるようにする。発表の担当を決める。 
2「教材研究 その1」
学習指導要領、同解説を分析する。 
3「教材研究 その2」
割合の数学的背景を探る。 
4「教材研究 その3」
小学校における割合の指導体系を探る。 
5「誤答分析 その1」
全国学力調査の結果から児童の誤答の傾向を分析する。 
6「誤答分析 その2」
研究論文から児童の誤答の傾向を分析する。 
7「教科書分析 その1」
啓林館教科書を分析する。 
8「教科書分析 その2」
各社の教科書を比較・分析する。 
9「授業記録の分析」
雑誌に掲載されている「割合」の授業記録を分析する。 
10「授業づくり その1」
授業のアウトラインを構想する。 
11「授業づくり その2」
指導案を作成する。 
12「授業づくり その3」
教材を作成する。 
13「授業づくり その4」
模擬授業を実施する。 
14「授業づくり その5」
振り返り、再設計を行う。 
15「まとめの話し合い」
まとめの話し合いを行う。 
 
テキスト・参考書 参考書:麻柄啓一『子どものつまずきと授業づくり : わかる算数をめざして』岩波書店、1995年。齋藤昇、小原豊編著『深い学びを支える算数教科書の数学的背景』東洋館出版社、2020年。黒木哲徳『入門算数学 第3版』日本評論社、2018年。  
自学自習についての情報 ・資料は事前に必ず熟読し、疑問点などを整理しておくこと。常に自分なりの問題意識を持って授業にのぞみ、積極的に意見交流してほしい。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 文献講読、レジュメ作成、それを発表し、質疑応答を行う。教材作成、指導案作成、模擬授業も行う。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 発表:20%、授業中の話し合いへの貢献度:40%、最終レポート:40%。4回以上欠席した場合には、単位を出さない。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 初回の授業時に発表の担当を決めるので、欠席しないように。発表や話し合いへの積極的な参加を求めます。 
担当講師についての情報(実務経験)