科目情報
科目名 社会教育演習 
クラス − 
授業の概要 社会教育においては「現代的課題」についての学習が必須との認識がある。そうした「現代的課題」について、参加者が自ら調査し、発表、討論する。現代的課題とは家庭教育、人権教育、青少年教育などさまざまである。本演習ではそうした現代的課題についての現状とその解決のための取り組みについて、既存の実態調査や意識調査、そして既存の社会教育の事業をしらべながら、社会教育の領域であるいは学校教育でどのような取り組みが可能かと考察する。 
授業の到達目標 1、人権教育に関わる概念について理解することができる。
2、教育に関わる「現代的課題」についての理解することができる。
3、既存の実態調査や意識調査をを批判的に検討し、現状と課題を把握する。
4、「地域学校協働活動」など学校と地域・NPOなどの連携についても理解し、解決策について提案することができる。 
授業計画
内容
1本演習の意図について確認し、授業計画を作る。 
2現代的課題についてのドキュメンタリーを視聴し、討論する。 
3基礎文献『人権教育キーコンセプト』のうち、第一章から第三章までを検討する。
 
4基礎文献の続き、第四章から第七までを検討する。 
5 
6各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「児童虐待」
 
7各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「外国にルーツのある子どもの教育保障」   
 
8各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「家庭教育」
 
9各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「部活動の現状と課題」  
 
10各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「教育格差」 
 
11各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「地域社会と学校」  
12各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「子どもの貧困の現状」
 
13各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。テーマ「子どもの貧困の対策」
 
14各自の問題意識に基づいて現状と課題を調査研究し、発表する。「外国にルーツのある子のアイデンティティ」

 
15授業全体についてのふりかえり  
 
テキスト・参考書 『考えたくなる人権教育 キーコンセプト』世界人権問題研究センター2018

 テーマに即した文献については授業時に指示する。 
自学自習についての情報 自らの担当箇所の部分についての調査を文献、FW、調査活動を通してしっかりすること。卒業論文の予備調査のつもりで臨んでほしい。 
授業の形式 演習 
アクティブラーニングに関する情報 演習であるから、自ら課題設定、調査、発表。それについての質疑応答、議論をする。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 担当したテーマについての発表が60%、期末のふりかえりのレポート40%、自分の発表を他者の発表との関連性について考察すること。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 選択必修の専門科目であるので、問題意識をもって参加すること。アンケートでは問題意識が高い人にとっては「有益」だったと思われるため。
 
担当講師についての情報(実務経験) 京都府の人権教育行政担当者研修の講師を務めたり、職員研修を担当したりしている。京都府人権教育推進委員会委員。