科目情報
科目名 教育心理学課題実験 
クラス − 
授業の概要 本授業は、学生が所属する卒業論文の指導教員ごとに行われる。卒業論文のテーマに関する文献にあたりながら問題意識を絞っていくとともに、研究の方法論について学習する。そして、卒業論文にむけての実験や調査計画を考える。 
授業の到達目標 本授業は、主として卒業論文の作成という課題に向けての準備を行うことをねらいとしている。そのために卒業論文で取り上げようとする内容に関連する内外の雑誌論文や著書を調べ、それを通して、研究の方法や問題点、データの処理方法、結果をめぐる解釈や説明などについての理解を深める。同時に、さらにどのような研究が必要であるかといったことなどを考え、自分の卒業論文のテーマを絞り込んでいく。 
授業計画 卒論を指導する各教員によって授業計画の立て方も少しずつ異なったものになる。
内容
1卒業論文とは−卒業論文の書き方についての説明を行い、留意事項についても触れる。進行計画が理解できるようにする。 
2先行研究の理解−収集した文献を通して、先行研究を理解し、まとめて再構築できるようにする。 
3研究方法論の理解−実験法、質問紙法、行動観察法など、研究目的応じた心理学の方法論について検討する。 
4各自の研究テーマの報告(1)−ゼミ生の研究についての目的意識を発表し、それに対して担当教員が助言を行う。 
5各自の研究テーマの報告(2)−ゼミ生が自分の研究について、その方法論を発表し、教員及びゼミ生同士で議論を行う。 
6各自の研究テーマの報告(3)−ゼミ生が研究仮説を紹介し、その妥当性などを討論する。予想される結果について、検討を行う。 
7各自の研究テーマの報告(4)−(1)〜(3)までで指摘を受けたことなどを踏まえ、再度、研究テーマの見直しを行い、発表する。 
8分析方法−統計処理の仕方や実験条件・調査条件の統制などの分析方法について、教員が解説を行う。 
9予備調査・予備実験−予備調査・予備実験の意義とその方法について、教員が解説し、ゼミ生で討論する。 
10先行研究の報告−各自が収集した文献をもとに、先行研究の動向を発表し、教員から助言を受ける。 
11予備調査・予備実験の報告(1)−予備調査・予備実験の結果の概要を報告し、課題を明らかにする(1人当たり40分程度)。 
12予備調査・予備実験の報告(2)−(1)に引き続き、予備実験・予備調査の結果の概要を報告し、課題を明らかにする(1人当たり40分程度)。 
13質問紙調査の吟味と再検討−予備調査の結果を踏まえ、質問紙の内容の再検討を行い、より良いものへ修正できるようにする。 
14実験計画の吟味と再検討−予備実験の結果を踏まえ、実験計画や刺激、実験条件について再検討を行い、より良いものへ修正できるようにする。 
15全体のまとめ−全体のまとめを教員が行い、今後の進捗計画についてゼミ生が提示する。 
 
テキスト・参考書 [参考書] 日本心理学会「執筆・投稿の手びき」
その他、テキスト及び参考文献は指導教員毎に指示する。 
自学自習についての情報 自らの研究テーマに即して、論文等の検索・読解を進める。 
授業の形式 授業の形態は、各指導教員の研究室においてゼミ形式によって行われる。 
アクティブラーニングに関する情報 学生1人ひとりの研究テーマは異なり,指導教員と相談しながら,研究を進めることが大切である。そのため,自宅の学習(文献収集と文献の読みこなし)
は重要である。スモールステップで学習を進めて欲しい。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 文献研究、実験や調査の計画・実施等、卒論研究における取組みの状況(50%)、 プレゼンテーション(50%) 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 特記事項なし  
担当講師についての情報(実務経験)