科目情報
科目名 心理療法論 
クラス − 
授業の概要 心理療法の基本的な理解として、臨床心理学的の現代意義と課題、歴史について理解をし、さらに心理療法の対象として、乳幼児期から老年期までの各発達段階の課題と問題、さらに臨床心理学的人間理解について、理解を深める。
心理療法の具体の内容については、個人へのアプローチから家族・集団・地域社会へのアプローチなど、幅広い支援の方法について取り上げ、その特徴について理解を深める。
心理療法の主要な3つのアプローチ(精神力動・ヒューマニスティック・認知行動)を踏まえつつ、心理療法の広がりとその実践の領域についても理解を深め、心理療法の学び方について、検討を行う。 
授業の到達目標 1.カウンセリングの基礎的な理解として、心理療法の歴史的経緯やその意義について理解することができる。
2.心理療法の主要な3つのアプローチを踏まえつつ、カウンセリングの実際について、理解することができる。
3.様々な相談の場面において、心理学的支援のプロセスの実際やその介入について、考えることができるようになる。 
授業計画
内容
1オリエンテーション:心理療法と臨床心理学の現状と課題 
21.臨床心理学とは
2.臨床心理学小史 
33.正常と病理の概念
4.乳幼児期・児童期 
45.青年期
6.成人期・老年期 
57.心理アセスメントとは
  心理面接・心理テスト・行動観察 
68.環境調整・ガイダンス
9.精神分析
10.行動療法 
711.クライエント中心療法
12.遊戯療法・芸術療法 
813.箱庭療法
14.催眠・自律訓練法 
915.森田療法
16.内観療法
17.動作法 
1018.フォーカシング
19.ゲシュタルトセラピー
20.イメージセラピー
21.論理療法 
1122.家族療法
23.グループ・アプローチ
24.コミュニティ・アプローチ 
1225.教育の領域
26.福祉心理臨床の領域
27.司法・矯正の領域 
1328.医療の領域
29.産業の領域
30.地域社会 (開業心理臨床の実際) 
1431.臨床心理学の教育・研修
32.臨床心理士・公認心理師への道 
15まとめ  
 
テキスト・参考書 テキスト:「臨床心理学への招待」 野島一彦編著 (ミネルヴァ書房)
参考書 :「スクールカウンセラーの第一歩」 内田利広他 著 (創元社) 
自学自習についての情報 授業では、事前にテキストを読んでいることを前提にすすめるので、テキストの指定の範囲を読んで、自分なりの意見・疑問点やコメントをまとめておくこと。 
授業の形式 まず、受講者にテキストの内容について事前に読んで、疑問点や重要だと思ったポイントなどについて報告していもらい、その質問に答えるとともに、さらに解説を加え、ディスカッションを通して、授業を進める。 
アクティブラーニングに関する情報 事前学習によるプレゼン、質疑応答により進める。またグループでのディスカッションやロールプレイも取り入れる。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) 平常点(事前学習の内容・プレゼンテーション・授業でのディスカッション内容)40%、毎回の授業後のミニレポート20%、最終レポート40%により総合的に評価する。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 臨床心理学の領域に関心がある人や、教員として子どもの心の問題やその支援に関心のある人に受講を勧める。 
担当講師についての情報(実務経験)