| 科目名 | 日本史研究 | 
    
     | クラス | − | 
 | 授業の概要 | とりわけ小学校・中学校の歴史教育では、地域の歴史を素材にした学習が重要となる。そのことを念頭に、京都の歴史を紹介し、同時に京都から日本の前近代をみわたしていく。 平安京遷都以来、長きにわたって日本の都とされる京都であるが、意外なことに平安時代の建造物は何一つ残っていない。
 このことをふまえ、今日の京都がいかにつくられていったのか考えていく。
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 | 授業の到達目標 | @ 京都市域の歴史について理解を深める。 A 地域の歴史を調べる方法を身につける。
 B 地域の歴史を日本史(さらには世界史)のなかに位置づける視座をみにつける。
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 | 授業計画 | 
   
    | 回 | 内容 |  | 1 | ガイダンス |  | 2 | 律令国家の理念と平安京の誕生 |  | 3 | 平安京と都市問題:9世紀の転換 |  | 4 | 摂関政治と平安京 |  | 5 | 平安京から京都へ:中世の成立と京都の変容 |  | 6 | 平安京・京都の治安維持と武士:検非違使から平家の登場まで |  | 7 | 洛中と六波羅:鎌倉幕府と京都 |  | 8 | 京都の史跡レポート@:泉涌寺と東福寺 |  | 9 | 南北朝内乱から室町幕府の成立と京都 |  | 10 | 室町時代の文化・経済と京都 |  | 11 | 京都の自治と統一権力 |  | 12 | 近世京都の繁栄:17世紀前中期の様相 |  | 13 | 近世京都の成熟と停滞:17世紀後期〜18世紀 |  | 14 | 幕末維新と京都の変容:19世紀 |  | 15 | 京都の史跡レポートA:京都教育大学の周辺 |  | 
 | テキスト・参考書 | 教科書:橋昌明『京都〈千年の都〉の歴史』(岩波文庫:岩波書店、2014年) 参考書:小林丈広・高木博志・三枝暁子『京都の歴史を歩く』(岩波新書:岩波書店、2016年)
 ※上記以外は、適宜紹介します。
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 | 自学自習についての情報 | 教科書と実際の授業は、説明の順番や内容が必ずしも一致するわけではないが、関連するパートについては指示をするので、予習・復習のため、目を通しておくように。 | 
 | 授業の形式 | 講義形式。 | 
 | アクティブラーニングに関する情報 | 基本的には講義形式だが、適宜、学生のグループワークを取り入れる。 | 
 | 評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) | 授業毎の振り返りシート(60点満点)、期末レポート(40点満点)の合計で評価する。 | 
 | その他(授業アンケートへのコメント含む) | COVID-19の状況次第で、講義形式のパートを圧縮し、学生のグループワーク(史跡の実地調査)を行う事があります。 それについては初回のガイダンスで説明します。
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 | 担当講師についての情報(実務経験) | 日本中世史を専門としています。 小中高校での実務経験はありませんが、全国の高校教員と連携し、歴史教育の刷新を目指す運動を行っています。
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