| 科目名 |
分子生物学 |
| クラス |
− |
| 授業の概要 |
本講義では高等学校レベルの生物学の知識を出発点に据えて、これまでに数々の生命現象の解明に寄与してきた分子生物学について平易に概説する。急速に進歩し続けている生命科学領域における分子生物学の最新知見や方法論についても随時紹介する。 |
| 授業の到達目標 |
1. 高等学校での生物学の履修の有無にかかわらず、理科の教員として必要な分子生物学の基礎知識について理解することができる。
2. 生命の神秘を分子レベルで解明しようとする分子生物学の発展が病気の予防や治療など人類の福祉に貢献していることを理解し、一般教養として他者に説明することができる。 |
| 授業計画 |
| 回 |
内容 |
| 1 | 分子生物学入門 |
| 2 | 分子生物学の歴史と方法論 |
| 3 | 生命の基本単位とその構成要素 |
| 4 | 遺伝子情報の維持と伝達 |
| 5 | 原核生物・真核生物の遺伝子発現 |
| 6 | 「生命の暗号を解読せよ〜ヒトの設計図〜」の鑑賞とレポート作成 |
| 7 | 遺伝子発現制御技術 |
| 8 | 真核細胞の機能 |
| 9 | 高次生命現象（1）免疫／抗体工学 |
| 10 | 高次生命現象（2）アポトーシス／癌 |
| 11 | 高次生命現象（3）神経／再生医療 |
| 12 | 「分子生物学とノーベル賞」についてのグループワーク |
| 13 | ゲノム医科学（1）ヒトゲノム配列決定の意義 |
| 14 | ゲノム医科学（2）ポストゲノム時代のゲノム医科学研究 |
| 15 | まとめ |
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| テキスト・参考書 |
[テキスト]
使用しない。毎回プリントを配布する。
[参考書]
「改訂第3版 分子生物学イラストレイテッド」（田村隆明、山本雅／編、羊土社）
「Essential 細胞生物学 原書第4版」（中村桂子、松原謙一／監訳、南江堂）
「Goodman 医学細胞生物学」（永田和宏、竹縄忠臣他／監訳、東京化学同人） |
| 自学自習についての情報 |
毎回、参考書などを活用しながら講義の内容について復習することが望ましい。
本講義は主として2、3回生向けに開講する。 |
| 授業の形式 |
講義・グループワーク |
| アクティブラーニングに関する情報 |
第12回に「分子生物学とノーベル賞」というテーマについてグループで調査・学習したことを10分程度全員の前で発表する機会を設ける。 |
| 評価の方法（評価の配点比率と評価の要点） |
1）期末試験（40％）先に掲げた授業の到達目標に照らして評価する。
2）グループワーク（20％） 3）レポート（20％）
4）講義への参加度（20％） |
| その他（授業アンケートへのコメント含む） |
授業アンケートの結果、配布プリントの内容がやや難しいという指摘があったため、プリントの内容を適宜改訂し、丁寧な説明を心掛けている。 |
| 担当講師についての情報（実務経験） |
担当講師は、大学での卒業研究以来今日まで20年以上におよぶ分子生物学を駆使した研究実績を有しており、その経験に基づく講義を実施する。 |