科目情報
科目名 美術教育とコンピュータ利用 
クラス − 
授業の概要 現代の美術教育を指導しようとすると、映像メディア表現に精通していることが不可欠な情勢である。研究物の作成にデジタルカメラやデジタルビデオを使う場面が多くなったばかりでなく、教育内容として取り扱う必要性がでてきている。この授業では、芸術教育の批評や理論作成にマルチメディア情報システムを活用する基本的な能力を確実なものとし、さらに、一層専門的なデジタルグラフィック情報処理(2次元的な内容中心)の基礎技術と基礎概念の習得を目指し、映像メディア表現や各種情報処理技術を自己表現に生かしていくことを目的としている。そ 
授業の到達目標 (1) 基本的なデジタルファイルの知識を身につけ、その取り扱いができる。
(2) 他のアプリケーションとの有機的な連携ができる。
(3) 基本的な動画処理や高度な静止画2Dのデジタル表現を行うことができる。
(4) デジタルの機能を生かした表現を工夫することができる。 
授業計画 【現代の美術教育とコンピュータ】
ガイダンス 今日の映像メディアと表現の可能性
−コンピュータグラフィックスの重要性の視点から−
(1)通信・アニメーション時代の機能
(2)OSとハードウエアの基本(WindowsとMacintoshの類似点・相違点) 使用教室 IPC
【2次元ソフトの活用】
デジタル基本描画機能(フローティング機能、イメージの複製、合成)の魅力
デジタルグラフィックスの種類・可能性
基本演習(ツールパレット、領域選択など基本機能)
 Microsoft社、 Excel、PowerPoint、Word、 ペイント、Adobe社 Dreamweaver ,Photoshop Elements,IIllustrator など多彩なアプリケーションを連携させて活用・表現する
内容
11 ガイダンス -グラフィックからスタートする!!-
(1) 映像メディア・ネットワークの時代−コンピュータグラフィックスの重要性の視点から−
(2) ビットマップ画像CGやベクトルグラフックス 基本知識の習得 
2 ベクトルグラフックス 発想・構想 
3 ベクトルグラフックス (完成) 【作品1】 
42.WORD・EXCELの連携活用 【作品2】 
53.フォトショップ・イラストレータなどを生かしていくためには?
 −プロ用ソフト、活用のポイント− 
6  フォトショップ・イラストレータなど基礎技法をつかって 【作品3】 
74.パワーポイントを活用した表現  −エンターテイメント・デザイン、メディアソフトをつくろう!−
・パワーポイントの基本の習得1
インターフェイスの利用方法、音楽ファイルの種類。動画ファイルの種類 //写真ファイルをパワーポイント化 
8・パワーポイントの基本の習得2
  ダイナミック表現(オブジェクトの動きの作成) 
9  ソフトの開発(計画) 【計画書作成】 
10  ソフトの開発
      場面展開の構成とCG技法 
11  ソフトの開発
      自分の意図を生かしていくには? 
12  ソフトの開発
      音楽ファイルの連携方法 
13  鑑賞会 【作品4】 
145.フォトショップを活用した表現
  基本機能 レイヤー・チャンネル操作 など 
15  レイヤー機能を生かして作品をつくってみる。【作品5】 
 
テキスト・参考書 ・ 一般にコンピュータグラフィックスのテキストは、高額になるため担当教官が指導プリントを配布する。
・ 参考になる文献は、授業で紹介する。 
自学自習についての情報 ・この授業では、基本をもとに創作することが多くなります。コンピュータによるダイナミックイメージを自分自身で考え、機能を生かした表現を工夫することを心がけてください。
 
授業の形式 ・講義と実習を併用する。 
アクティブラーニングに関する情報 教材研究は、実習します。作品を相互鑑賞して、個性表現に注目します。95パーセント以上をアクティブラーニングとします。 
評価の方法(評価の配点比率と評価の要点) (1) 課題作品およびソフトを評価する。 80%
(2) ソフトの開発企画書        10%
(3) 自主性・積極性          10%          
高度なデジタル技法を取り扱うため出席を重視する。細かな知識や技術を積み上げるため、欠席をすると次が理解できなくなる可能性があります。また、初回のガイダンスを欠席すると全体の流れが分からなくなります。履修の意思がないと見なされる場合があります。必ず、履修して下さい。 
その他(授業アンケートへのコメント含む) 情報処理センターもパワーアップしており、興味深そうに受講されていると思います。コロナウイルス感染症対応のため、オンラインによる課題研究が発生することがあります。 
担当講師についての情報(実務経験) 高等学校の美術・工芸科の指導にあたっていました。中学校美術科の教科書の当該部分を書いたことがあります。